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2019/09/13

みちのく一人旅

先日、明け方に、夢を見た。

仲が悪かったのに、父から電話がかかってきた夢だ。

私のスマホが鳴ったのだが、聞いたこともない呼び出し音だった。

ともあれ、出てみたら、父だった。父には不似合いの、何だか明るく楽し気な口調。電話なのに、顔まで見えていた。

確か、「オー、元気か」みたいなことを言っていたが、忘れた。

 

その数日前だが、みちのくに一人旅をした。目的は、自分のルーツさがしである。

これまで興味はあったけれど、ずーっとしてこなかったのを、決行した。

父方の爺さんは、どういう経緯であの性格異常の婆さんと知り合い、一緒になり、父が産まれたのか、誰も知らない。

母は、婆さんに、そのことを尋ねると、「私の傷口にふれて」と、ますます発狂したので、聞き出すことはできず、その辺の事情は誰も知らない。

爺さんの写真もない。日本には、戸籍謄本という便利なものがあるので、さかのぼって見てみると、祖父母は、父が産まれてから入籍し、すぐ抜いている。要は、父を、「非嫡出子にしないだけ」の婚姻届けであった。婆さんは、育ててもいないくせに、父の母親ぶり、嫁に来た母のことを、姑ぶっていじめた。本当に、嫌われるために生まれてきたようなクソババアだった。俗に、「若気の至り」とは言うが、こんな婆さん(当時は若かったとはいえ)のどこが良くて、爺さんは一時なりとも一緒になってしまったのだろう?

 

ともあれ、戸籍謄本に出ていた本籍地を訪ねた。

実は、20年ほど前、この戸籍謄本を頼りに、両親が訪ねていた。そして、某お寺に墓もあった、と言っていたが、あいにく私は当時、興味が皆無だったので、詳しいことは聞かずにいた。

そのはてしない田舎、かつてはイカ漁で栄えたけれど、今は見る影もない寒村を、訪ねてきた。

有難いことに、1日数本はバスが通っていた。

本籍地だったところには、もうその家の関係者は住んでいなかった。近所に聞いてみても、知らない、という。そりゃ、仕方ない。もう何十年も前の話だものね。

 

両親から、墓があった、と聞いていたので、地元の地図を見ながら、お寺を一軒一軒訪ね歩いたら、偶然と言うか仏様のお導きというか、父方のお墓を発見することができた。

住職さんに聞いても、もう無縁墓になっているので、そのうち廃墓する予定、という。

裏面に刻まれていた建之者の名前は、爺さんの兄になっていた。

私は、雑巾を借りて、もう廃棄寸前のその墓を掃除し、住職さんから借りて、ろうそくと線香を立ててきた。

帰宅後、そのお寺あてに、「お経でもあげてやってください」と、1万円送った。現金書留なんて使ったの、何年ぶりだろう?

 

夢の中で、父から電話がかかってきたのは、そのあとである。

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コメント

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二通りの見方があります

一つは現在の科学的な見方からした、全ては桃実さんの脳の中で起きていて、潜在意識の中ではやはり父は父であって、その先の祖先をも含めて敬愛の情を捨てきれず且つ"それでよいのだ"と肯定する思いの発露とするもの。
もう一つは所謂オカルト的な見方からした父母や更に先の祖先の霊が桃実さんの行為に喜んでいるとの作用とするもの。
どちらにせよ、今回の旅先での行いが桃実さんへの精神の安寧を為した訳です。

私等は、ずるい事に斯様な行為もしていないのに、父母姉兄の夢は未だ頻繁にしかもうたた寝ですらも見ます。その後の目覚めは何とも穏やかなものです。科学的にドライな考え方をするのも味気無く、どうせ私以外には関係のない事なので、今日は母の、今日は父の、今日は姉の、今日は兄の、はたまた今日は皆の霊が訪ねて来てくれたと解釈して喜んでいます。

あづまもぐらさんへ 

ご見識、2つともまさにその通りだと思います。嫌いだったとはいえ一応おやじだったわけですし、また、夢のあとは多少オカルトチックな感覚を覚えました。あづまもぐらさん、ご家族の夢、そんなに頻繁に見るのですね。面白いことです。