水筒
ペットボトルは、かつて、2Lサイズしか生産を認められていなかった。
「それ以上小さいものを生産すると、ゴミになって散乱するから」
というのが理由だったように記憶している。それが、それより小さいサイズのものも生産許可されると、あっという間に広まり、いまや350mlや500mlのペットボトルのない生活は考えられなくなってしまった。ポカリだと、それよりも小さいサイズがある。
実家に、水筒が3つほどある。一つは私が小学校の遠足にも持って行った赤いもの。「4年3組」とともに私の名前がかかれている。あとはもっと長いものが2本。そのうち1本は、家族旅行に持って行った。あとは、父が定年後就労していたパート先にお茶を持って行くのに買った大きめのもの。みな、保温性がある構造で、結構重たい。
ペットボトルの普及とともに、水筒の出番が全くと言うほどなくなってしまった。
一昔前は、水や茶などの飲み物を運搬するのに、これほど重くてかさばるものを使っていたのだ。
いまや、水は、持ち歩かず、必要なつど「買う」時代になった。そういえば、水筒の時代は、水を「買う」など考えられなかったが。
今、もし持ち歩くとしても、350mlのペットボトルに詰めてバッグに入れられる。
水筒って、絶滅危惧種になったと言えるだろうか。
しかし私は、実家のそれらを、捨てるに捨てられない。
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