我が家の地域に宅配に来るゆうぱっくの配達員は、でっぷり太ったお姉ちゃんだ。重いものを持って、階段を登ったりしているのに、彼女を見始めてから数年、一向にやせない。まあ、それは置いておく。
数日前、夜に玄関がピンポンと鳴った。のぞき窓から見て見ると、彼女が荷物を持って立っている。受け取りにはんこを押して渡したとき、
「女性の配達員の方だと、夜ドアを開けるのが怖くなくて助かります」
と声をかけてやった。そうしたら、彼女、「ありがとうございます」と言ってニコニコしていた。
私は、良いと思ったことは、口に出して伝えるようにしている。女性がこういう分野で仕事をしてくれているのは、良い。
「女性が輝く社会」を目指している安倍内閣が指名した女性閣僚のうち、本日、2名が辞任した。
9月3日に発足して間もない内閣なのに、同日に2名辞めるという異常さである。
松島氏の場合は無知から来ているような気がするが、小渕優子の場合は、「うちわ」より数段タチが悪く、桁外れのようだ。
女だから常にクリーン、ということはない、という、悪い見本を示してしまった。
私は最初「ベビー用品に支出」と聞いたとき、小渕自身の子供の服を買ったのかと思い、それなら一発アウトだ、と思った。しかし、彼女の説明によると、講演会の方に子供が生まれたときのお祝いに買ったのだ、という。
私は、政治家と個人的に近い関係を持ったことは一切ない。
だから、葱やベビー服を買ったり、姉夫婦の店の商品を買ったり、観劇に連れて行くといった、政治には直接関係のない行動って、1票欲しさに、政治家らが普通にしていることなのか、わからない。
逆に言うと、1票をゆすりのネタにして、議員においしいものをたかる有権者がかなりいる、ということだろうけど。
私はそういういやらしい行為だけは、死ぬまでしたくない。
女の私が言うから「差別だ」とかぎゃーぎゃー騒がれることはないだろうけど、女の欠点として、女は、なかなか同性の後継者を育てないというのがある。
男は、汚沢とその秘書らのように、一蓮托生で、行動を共にし、人を育てる土壌がある。
女は、自分一人で自己完結してしまったり、夫や子供の世話で時間が裂けなかったりで、なかなか後輩を育てない。
また、夫の転勤や家族の介護など、家族都合で、仕事を辞めてしまわなけばならない事態が降ってかかる率が、男よりはるかに多い。どうしても女の方が犠牲になるからだ。なので、時間をかけて後輩を育成する、という土壌が、教える側も、教わる側も、なかなかできにくい。
そもそも、安倍内閣の「女性が輝く社会」というスローガンは、いただけない。
これによると、「女性は輝いていない」という意味になる。政治の世界においてはそうかもしれないが、芸能界とかスポーツ界では、女性はかなり輝いている。
はたまた、「男性が輝いて」はいけないのだろうか。
「政治とカネ」の問題は、有史以来、とぎれることなくある。
そして、それらの問題の担い手は、ほぼ男だった。
しかし、女性であっても、その問題は変わることはなかった。
過去の事例から、そして、政治資金のイロハから、学んでいないのか。
ともあれ、もうこれで「小渕優子」と言う存在は、国政の表舞台から消えた。
再選もないだろう。
彼女はいま刑事告発されているそうだが、もし刑事事件になったら、「秘書が、秘書が」と言うのだろうか。