無くて七癖というが、私にも癖はいろいろある。
そして、癖とは大体恥ずかしいし、他人に指摘されるのもいやなものだ、治そうとしてもなかなか治らない。そもそも簡単に治るようなら「癖」とは呼ばない。
癖の一つが、「独り言」である。
もともと、黙ってじっとしているのに耐えられないかもしれない。
「あっ」「どうしよう」「あれー」「えー」「あ、間違えた」など言ったり、また、時々ため息をついたり、無意味な言動を発することもある。私が独り言を言うのは、ほぼ意図してやっていることなのだが、これは、頭を切り替えたり、眠気を覚ましたり、何か過去の恥が頭に浮かんで打ち消したいからである。
しかし、あんまり会社でこれをやると、不気味を通り越して、頭がおかしいと思われるはずなので、なんとかやめたいのだが、上記の理由で、意図的につぶやいてしまう。私の隣に座っている人は見事なくらい静かに仕事をしているので、彼女に不気味がられないためにも、なんとかこの癖をやめたいと思い続けている。
最近、私の部署に、短期間契約の専門職の人が入った。私とは背中を向け合っているので、仕事中会話をすることは、よほどの相談事がない限り、ない。
私は今、3月末の〆にかかるお客様の対応に追われ、発狂しそうな忙しさにある。
なので、背中側から「うん「」あー」「Oh, ahhhh」「Oh, yeah」などという、その人の独り言が1日中絶え間なく聞こえてきても、気にかけているゆとりもないし、第一、その人は入ったばかりだから、PCで、会社の新入社員トレーニングでも受けているか、はたまた、隣の人と話をしているのかと思っていた。
その人がはいってから数日たったある日、隣の女性が「桃実さん、」と話しかけてきた。
「●●さんっておかしいんじゃないですか。1日中PCに向かって独り言いっているんですよ」
と言う。私は、PCでトレーニングを受講しているのか隣の人と話しているのか聞いたところ、
「違いますよ、トレーニングでもないし隣の人と話しているわけでもないんですよ。1日、画面に向かってあーとかおーとかぶつぶつ独り言を言っているんですよ」
と、心底、おびえたような表情で私に訴えてきた。
私もいよいよ独り言の癖をやめようと思った。
だれかこの癖をやめるコツがお分かりでしたらご伝授ください。