「B型肝炎訴訟」と「カネ取り訴訟」
アメリカでは、有名になると、必ずといっていいほど訴訟の餌食になる。
大震災にあれこれ寄付をしてくれたレディー・ガガが、訴えられたそうだ。なんでも、義捐金にするために販売したリストバンドの収益を日本に全額払っていなかったとかいって、「弁護士グループ」が訴えを起こしたそうだ。リストバンドを買った人なら、誰でも参加できる集団訴訟らしい。リストバンドなんてたかが1つ5ドルくらいだろう。こんなクソみたいなことでいちいち「弁護士グループ」が訴訟を起こす国、アメリカ。ガガから金を取りたい欲が丸見えである。うちのアメリカ人の夫は、「アメリカの弁護士はダニだ」と言いきってはばからない。とにかく、カネを取るためには、訴訟を起こすのが一番手っ取り早いらしい。こういう愚劣で欲にまみれた習慣は、断じて日本に輸入してはならない(と願っているが、もう輸入されてしまったようだ)。
昨日たまたま某新聞を見ていたら、B型肝炎の集団訴訟と、その原告団団長の女性のインタビュー記事が出ていた。このたび、国(菅直人)が謝罪し、和解に合意したそうである。
B型肝炎のウイルスに感染しても、95%は自然に治癒するそうだが、残り5%が慢性の肝臓疾患に移行するのだそうだ。この訴訟の原告として格闘している人々は、その残り5%に属する人たちらしい。
Wikipediaを開いてみると、B型肝炎は、血液を介して感染する病気で、その原因としては、
があることがわかった。今回、国を相手にした訴訟に加わっている原告団は、子供のころ受けた予防接種の注射針の回し打ちのせいで感染したと訴える人々らしい。
しかし、どうやってそれが原因だ、と断言できるのだろう。
ネットで、弁護団の主張をつらつら見ていたら、弁護士の言い分とは思えぬような声明をみて、唖然呆然とした。
「私たちは、いろいろな状況から、国が乳幼児に強制的に受けさせていた集団予防接種が原因となっていると考え」
いろいろな状況から考えるだけで、確定的な証拠もなしに訴訟って起こせるものなのだ。しかも、最高裁判所は、国側の「他に感染原因がある」とする主張を退け、原告全員に勝訴判決をくだしたのだという。これをしも「救済訴訟」と呼ぶのかもしれないが、私だったら、国の主張にうなずく。
この原告らは、絶対に母子感染でもなく、性行為感染でもなく、過去に輸血や刺青、予防接種以外の針の回し打ちもただの一度もない、ということなど、誰一人として客観的に立証することなどできないはずだ。「あった」という事実ならむしろ立証の可能性があるけれど、「なかった」という立証は、物理的に不可能である。中には、よこしまな人間がいて、予防接種以外で感染したのに、それを黙って、ただ国から金欲しさに原告団に加わった輩がいてもおかしくないだろう。なにしろ、「注射のせいだ」と言うだけで、他の事実は黙っていても行けるのだから。
最高裁がこんな訴えを認めるのも驚きだが、和解して高額(最高3600万円くらいらしい)の和解金を払うと決めてしまった菅も菅である。どうせ税金だから、おのれのフトコロが痛むわけではないと思って、市民運動家上がりのやつは、さっさと拠出する。こんな手まで使って支持率のタネにするのか。
私の母は、C型肝炎保菌者である。念のため、私は感染していない。
母が保菌者になった原因としては、兄を出産したときに、大量出血をし、死にそうになったため、売血を輸血したためだと思われる。当時は、山谷(さんや)などのニコヨン労働者が血を売って現金収入を得ていた時代だ。たぶんそうするしか病院でも血液が入手できない時代だったのであろう。であっても、母の感染原因は、100%特定できない。上記は、強い推測である。
しかし、「いろいろな状況から考える」とそう思われるので、今からでも訴訟を起こすよう母に言おうかな。「山谷の労働者の血液売買を黙認していた国の責任を問う」とか主張して。どうせ「時効の壁」にはばまれるだろうけど、最後は、菅に泣きつけば金を払ってくれるかもしれない。っとっとっと。冗談です。
訴訟を、セレブや国からカネをもぎ取る道具にするな!
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