人体にICチップを
このたびの大震災をきっかけに、ずっと考えている。
すでにペットにはこの手法があるそうだが、人間の体のどこかに、ICチップを埋め込んでおくというのはどうだろう。選択制でなく、基本的に、国民全員の義務とするのである。チップには、住所氏名生年月日、血液型と性別を基本事項として入れる。あとは希望で、親族氏名、連絡先、勤務先など。既往症および現在かかっている病名と主治医は、希望というより、むしろ必須事項に近いかもしれない。これがあれば、路上等で意識不明で発見された場合でも、道に迷っている痴呆老人や障害者を保護した場合でも、すぐに対処できるではないか。死体で発見された場合の身元確認は言うまでもない。
こういうことを書くとすぐ「プライバシーの侵害だ」「国による情報確保に反対」などと息まいて反対する人らが見えるようである。しかし、我々はそもそも、プライバシーなんてとうの昔に役所に握られている。年収だって、大抵の人は、税務署に把握されている。プライバシーの侵害を盾にして反対する人は、おそらく、この世では死んだことにされているアヤシイ人や、税金をちゃんと払っていない等、どこか後ろ暗い人であろう。ついでに、このICチップがあれば、運転免許やパスポートも不要になれば良い。体のどこかに「ぴっ」とスキャナーをかざせば、過去の行為通違反や渡航歴など一覧にできれば良いし、また、逮捕状が出ている人間、海外に逃げてはならない人間も容易に判別できる。免許証の不携帯もない。
この制度ができたら、その後、ヤミ社会で
「あなたの過去を買います、売ります」
という広告が出て、希望者からチップを抜いてやるサービスや、それを転売する暗いお仕事が発生するかもしれない。
また、殺人事件が起こった場合も、
「今回の事件は、遺体からICチップまで抜き取るという手口でした」
というあたりが、事件の功名さや重大さを立証するボーダーラインになったりするかもしれない。
しかし、それであってもこの方法は是非検討をお願いしたいものだ。仮に、素っ裸になった人間(遺体を含む)が突然現れた場合、私は○野X子です、ということを、どうやって証明できるというのだろう。犯罪の世界でも、黙秘権を行使して、自分がどこの誰か全く名乗らない被告人もいるという。そういったことが難なく解決できる。
誰か人間用チップを製造してくれないものだろうか。将来、身寄りのないボケ老人になってふらふら徘徊する可能性のある身としては、真剣にお願いしたい。 スポンサーサイト






