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2010/06/29

帰国して

しばし日本を離れていた。
あちらで、旦那がWall Street Journalを買うと、日本にからむ記事は「こんなのが出ているよ」と教えてくれた。
読むと、
「消費税は10%に」
「ハトヤマを辞めさせてカンが首相になったおかげで、民主党は持ち直した。自民党はジリ貧。あと、Your Partyが台頭している」
「大相撲7月場所がキャンセルされるおそれ」
などなど、日本に関するメジャーなニュースはわりと報道されていた。
 
菅のお陰で民主党が持ち直している、などという予断に満ちた記事は読まないようにしている。大手新聞が「○○党が地すべり的な勢い」などと書き立てるおかげで、一般の有権者らは、
「そうか、それなら○○党に投票したほうがいいんだな。▲▲党に入れたって無駄になるんだ」
と、簡単に誘導されてしまう。
「Your party」とは何のことだ?と思ったら、どうやら「みんなの党」の英語名らしい。
 
大相撲の野球賭博が深刻な問題になっている。しかし、相撲に詳しくない私がかばうわけではないが、「賭け麻雀」を含め、賭博くらい、男なら誰でもやっていないかい?問題は、掛け金の大きさと、加わった相撲取り自身の意識もあるが、不景気により、タニマチが減ったのに乗じ、暴力団が相撲界に台頭していることそのものだと思う。それが今回たまたま大関や親方に表れたと見ても良いのではないか。麻薬をやっていたロシア系力士は追放すれば済んだが、今回は力士や親方を処分しただけでは治癒できないと思う。
 
さて、ちょっと話がそれる、というか余談になるが、○子さまおよびその母上がかかわると、よからぬことが起こるというジンクスがあるそうだ(「皇太子夫妻にまつわる怖い話」による)。
○子さまは琴光喜のファンだったそうだが、同大関は、この件で、相撲界追放という重度な処分を受けることが確実視されている。そうしたら相撲界の上位陣はますます外国人だらけになるなあ。○子さまは、わが地元横浜ベイスターズの内川選手のファンでもあるそうだが、内川選手に類が及ばぬことをただただ祈る。
 
 
 
 
 
 
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2010/06/17

「四当五落」と「寝る私」

四当五落、など、もはや「古典的」と言える四文字熟語かもしれない。あえて説明するなら、「1日4時間睡眠で頑張って勉強すると当選(合格)し、5時間睡眠だと落選(不合格)になる」という意味である。
 
はて・・・・
私の実家の場合、父と兄、そして私の3人は、睡眠が必須で、寝ないと駄目、寝ないと体がもたないタイプであった。四当五落なんて、夢のまた夢。
前の記事にも書いたが、私の場合、父の転勤のせいで田舎の女子高に転校させられてから大学卒業まで、7年近い歳月のほぼ半分近くを睡眠に費やした。横になればすぐ眠りにつき、ほっておけばすぐ寝息を立てる、というのが私のタチである。私にとりえは少ないが、睡眠についてだけは絶対の自信がある。一度寝たら、地震が起こらない限りぐっすりである。私が大学時代、一番恐怖に思っていたのは、
「世のサラリーマン、OLたちは、どうやって毎日9時までに会社に行けるのか」
ということであった。朝の9時まで寝ているのなんて、私には何でもないことだったからである。しかし、実際に自分が社会に出てみると、寝坊で会社に遅刻したことは、今日の今日までただの1回もない。要は、緊張と義務度の問題だと知った。
 
父は父で、早めに朝食を取ったあと、出勤まで眠る、という、異常な睡眠癖があった。また、一線を退いてからは、昼食後にも寝ていた。登録していたシルバーセンターから派遣された就労先でも、昼食後必ず眠るので、首になったことすらある。
 
さて、兄であるが、東大受験前の高校3年のときですら、夜10時か11時くらいまでには寝ていた。彼もまた「寝ないと駄目」なタイプであったが、私と非常に違うのは、早起きなところであった。私はほっておけば昼近くまでグースカ寝ていたものだが、兄の場合は、前夜何時に寝ようが、冬であろうが、朝は6時くらいにいつも起きていた。そして、朝のうちからいろいろ勉強していた。
田舎県の高校で、塾も予備校も近所にない土地柄であったが、問題集を何冊も解いて、さっさと東大に合格してしまった。あれを見ていると、勉強ができる、というのは、頭がいいことは勿論だが、勉強方法がうまい、勉強方法を知っている、そして、ただただ単に長時間机にしがみつくことではなく、集中力と要領の良さも兼ね備えていることなんだなあ、と思った。しかし私にはそれらは備わっていなかった。兄だって誰から教わったというわけでもないだろうから、天性のものだったのだろう。
 
さて、余談になるが、かくも眠りの深い私の旦那ちゃんは、異様に眠りが浅いので、結婚当初から困っている。私にすれば、「なぜ、そんなに眠れないのか」がさっぱりわからないのである。私など
「横になりゃ、眠れるでしょ」
くらいの感覚なのだが、夫は、やれ
「お昼にコーヒーを飲んだから眠れない」
「午後にお茶を飲んだから眠れない」
「近所で犬がほえていたから眠れない」
「誰かが外で話をしていたから眠れない」
「焼き芋屋が来たので眠れない」
等々、私には到底信じられない理由がいくらでもあげられるのである。夜、私が新聞をめくっていると、その音すらうるさいらしく、むくっと起きて、
「WHAT ARE YOU DOING???」
などとぬかす。死ぬほど眠りの深い私は、なぜ新聞をめくる音くらいで目が覚めるのか、全く理解できない。
 
男女がいっしょに暮らしていくポイントとしては、家柄のつりあいや、食べ物の好みの一致などが言われているが、睡眠の一致、というのも大きいのではないだろうか。あいにく、同棲でもしていない限り、この点はなかなかわかりにくかったりす。
さて、そろそろ寝ようっと。
 
 
 
 
 
 
 
2010/06/13

過去は変えられないけど

またまた、いつものいやな夢を見た。
私が大学の単位不足で卒業できない、という夢だ。卒業して○○年も経っているというのに。
いや、厳密に言えば、何が何単位不足しているのか、がはっきりわからないで、うろたえている、という夢だ。この夢、3~4ヶ月に1度は見る。見るたび、うなされる。
今回は、同僚の女性が、同じ大学の違う学部の学生として登場したのもおかしかった。
 
私が卒業したのは、東京の西部の山の中にある大学で、田舎の高校生だった私は、受験当日まで、その場所がどこにあるのか全く知らないままだった。
恥の書きついでに書くが、「女の子は短大で十分だ」という昔かたぎの親の意見に押され、受験時には、その大学と、東京の都心にある、きらびやかな女子短大も受験したが、後者は見事に落ちた。上記の山の中の大学に入ったあと、その女子短大のキャラクターを知った私は、「神はよく見ているものだ」と思って胸をなでおろした。私のような地方育ちの貧乏サラリーマンの娘がそんな短大に入った日にゃ、話についていけず、浮きまくりで、泣けますよ、ええ。
 
過去は変えられないけれど、この年になっても悔やまれてならないことがある。
まともな高校生活を送れなかったことだ。
私は、父の転勤の影響を受けた。兄は、ちょうど小学校卒業と高校卒業時に父が転勤したものだから、ラッキーなことに「転校」というものをしたことがなかった。私は、小学校と高校の転校をした。高校の転校とは奇異だろう。義務教育でないのだから、「親の転勤等による事情であれば仕方なく、優秀だったら採る」という条件で受験をさせてもらった。
私は兄と同じ中学に入り、兄と同じ高校に、1学期だけ通った。兄の高校卒業時、つまり、私の中学卒業時に、父は東北のある市に転勤になったので、15歳の私は、下宿をし、親と離れ離れになり、1学期だけ兄と同じ高校に行き、それから父の引っ越した先に転校する予定だった。
通知表に「優秀である」としか書かれたことがない兄のあとで中学、高校に入るとかなり惨めだった。「女の子だからまだいい」と慰めてくれた。それでも、高校の1学期まではナントカがんばって上位にいた。
 
東北への転校後は、惨めそのものだった。それまで、女子が2割くらいしかいない高校にいて頑張っていたのに、その転校先の東北の県は、伝統的に男女が別学で、女子高だったのだ。しかも、学業のレベルが前より格段に低く、「県で一番優秀な女子高」という触れ込みのわりには、まわりもさっぱり勉強していなかった。家庭科のばばあ先生たちが一番権力を持っている、という、古めかしい体質だった。私は、すっかりノイローゼ、いや、いまで言うと「適応障害」というのだろうか、完全に腐り果てた状態になり、生き甲斐も楽しみもなくなり、食べることだけに人生を費やし、あっという間に肥満体になった。
勉強もやる気がゼロになり、前の高校に比べて取るに足りないレベルだったのに、成績もどんどん落ちた。生きているのがばからしくなり、毎日とにかく寝ていた。「青春」なんて2文字には程遠い高校時代だった。単位を取るためだけに通学していた。退学、ないし、非行に走るほどの勇気は無かったが。
 
高校3年になると、とにかくこの東北の地から抜け出したい一心で、東京の大学に行こうと思った。
しかし、「県で一番優秀な女子高」であったはずなのに、進路指導など1つもなく、仕方ないので、自分で本を買って未知なる東京の大学を調べ、親の猛反対を押し切って受験した。
 
その、山の中の大学に入ってから、高校時代に「他人と交わる、遊ぶ」ということをしなかったツケがどどーんとでた。友達の作り方も遊び方も全然わからないのである。そんなわけで、大学時代も、ほとんど寝て過ごしていた。なんという無為、無駄な7年弱を送ったものだろう。
 
もっとまともな高校に行ってまともな高校生活を送っていたら、進学も就職も、今の現実とは全く違っていたに違いない。あのまま転校しないでいたほうが学業面では絶対によかったのだが、父の給料が低く、東大に入って下宿していた兄がいた上に、私も別居することは経済的に許されなかった。田舎の女子高に転校させられたツケは、どんなにうらんでもうらみつくせない。
 
あの山の中の大学も、別に好きではなかった。が、地味な自分の性格には合っていたとは思う。それだけが救いだが、しかし、単位が足りない、という夢、いつまで見なければならないのだろう?
 
 
2010/06/11

会長社長犬猿の仲

昔、数年だけ勤めていた会社のことを、ふっと思い出した。
 
その会社は、外資系と日本企業が無理矢理合体してできたもので、外資から来た外国人の会長と、こてこての日本企業人である社長が、全くの水と油だった。お互い、口も利かないので、隣同士の席で会議に出ていても、顔も見ず、目も別々の方を見ており、会長の意見と社長の意見が全然違う、ということもざらだった。
 
ある日、支店長会議の予定が組まれていた。が、こてこて社長は、その日、どうしても都合がつかなかった。そこで社長は、出席する予定の支店長らに、
「私は当日都合が付かないから、この会議は延期する」
と伝えた。支店長らは、安心して予定を取り消し、別の仕事をしていた。
と、そこへ、外資会長から、鬼のような電話がかかってきた。
「お前たち、なんで今日会議だというのに来ないんだ!今からさっさと来い!」
支店長らは、髪振り乱して本社会議室へ駆けつけた。
 
・・・ こういうのって、本当に、迷惑な話だ。
私などが言うまでもないが、社長が事前に会長へ、
「私は当日差し支えるようになりました。この会議、どうしましょう?」
と聞いて、リスケするなり、会長一人に任せるなりして話を固めてから支店長らに伝言すべきである。それすらしないほど、二人は口もききたくない関係で、こんな会長と社長の間に挟まれた社員らは、どれほど迷惑を被っていたことだろうかと思う。噂では、それからしばらくたって、社長は首になったそうだ。それが本当だとしたら、社員もどれほど安堵したかなあ、と思った、という話である。
2010/06/10

Ka-ching!

(今日は英語ネタです)
 
Ka-ching! 「カーチン!」と読むらしい。れっきとした英語である。
「今日は○○に出費があって財布が空っぽになった。Ka-ching!
のように使う。「あ~、カネが出た!痛い!」という嘆きなのである。以前、うちのケチ旦那から出たフレーズで、メモしておいた。 

これは、昔の大きな手動式のレジ(cash register)を思い浮かべていただきたいのだが、あれを開くときの音(擬音語、擬声語)なのである。ところで日本では、レジを開く音って何と表現するのかな?「チーン」ではまるで電子レンジだ。ひょっとして「ジャーン」とか?
 
ところで、擬音語、擬声語で思い出した。中国語では、そういった擬音語、擬声語がほとんど存在しないという話を聞いたとき、死ぬほどびっくりした。なので、日本の人気漫画を中国語に訳して売り出すときも、
ズバーン」「ガガーン」「バシッ」「ドドーン」「ボカーン」「ジャーン」「パキッ」「グワーン」「ズンズン」「キリキリ」「ザッザッ」「クネクネ」「ヒラヒラ」「グサッetc., etc.,という、豊かな日本語の数限りない擬声語、擬音語を訳す手段がないので、その部分は、中国語でも、日本語のカタカナを印刷したまんま、何も手を加えないで出版しているそうなのだ。はあ~~~。
日本語はいいなあ。
 
2010/06/09

いまになって松岡利勝さんを思う

鬼門、なのかな。農林水産大臣職である。
 
あの千葉景子を含めて「再任」だらけの菅内閣の大臣であるが、さすがにあのバカ松、もとい、赤松は再任されなかった。ご本人が辞退したそうだが、辞退しなくとも再任される可能性はゼロだった。
 
このごろ、自殺した松岡利勝さんを思うことがある。「ナントカ還元水」の疑惑で2007年5月に首をつって自殺してしまった農林水産大臣だが、その疑惑の額など、たったの500万円!であった。鳩ぽっぽが「故人献金」「知らない人献金」を受けた人数がざっと90人、総額は2177万円ほどであった。「公設秘書が勝手にやったこと」と鳩は言った。
また、かの名高い「子供手当て」の額ときたら、判明しているだけで12億円である。それですら、当初は「貸付金」といい、親子の間で貸付金などあるか、と非難され出したら、急に「知らないうちに母がくれた。私はまったく知らない」などと、小学生でも信用しない言い訳を始めた。
汚沢も再々検察が訪問する身の上だが、これまでのところ何億円の問題も、ぬらくらくぐりぬけている。
 
ぽっぽが総理大臣を辞めようと、汚沢が幹事長を退こうと、これらの問題や疑惑は何ら解明されていないのである。とかげのシッポ切りにすぎない。
松岡さんは、あの世から、
「俺なんか、たったの500万円で首つったんだぜ。だのに汚沢も鳩山も何で平気で生きているんだ!たったの500万円で死んだ俺がバカみたいじゃないか!」
と地団駄踏んでくやしがっているに違いない。
 
それに、マスゴミによる、松岡さんの500万円に対する攻撃ぶりと、汚沢やぽっぽに対する攻撃ぶりの差は一体なんであろう。松岡さんの時には「自殺するまで書くのをやめないぞ」というくらいの攻撃ぶりだった。それに比べたら、汚沢やぽっぽへの攻撃のゆるいこと、ゆるいこと。
 
農林水産大臣といえば、事務所経費をごまかしていたとして、赤城徳彦という男が安倍首相(当時)に罷免されたこともある。そうしたら、菅内閣の荒井国家戦略大臣も、おなじようなことをやっていたことが判明した。が、自民党のそれは徹底的に攻撃した民主党であっても、細野や仙石などが、荒井を必死になってかばっていた。
 
国民は、民主党のこういうカメレオンのような態度を、絶対に忘れてはならない。
 
 
 
2010/06/08

最近思った「言いにくい言葉」

少し前に放送していた人気番組「トリビアの泉」で、「アナウンサーが言いにくいと思う言葉」を特集していたのを覚えている。
それによると、
 
貨客船万景峰号
栃乃洋
トリニタード・トバコ
高速増殖炉もんじゅ
老若男女
 
などが挙げられていた。TVで、アナウンサーが「高速増殖炉もんじゅ」と言うときは、「間違えまい」と非常に真剣な顔をして発語しているのが、見ていてちょっとタノシイ。
 
ところで、私は、子供のころから早口言葉が得意である。
たかが田舎の小学校でのことだったが、小学校のころ、早口言葉コンテストに出さされ、見事(?)1位を獲得したこともある。社会人になってからも、「早い、早い。もっとゆっくりしゃべれ」と注意され、30過ぎてからやっと、仕事の場や公の席では、石破茂氏のように、噛んで含めるように話すことにしている。
 
さて、そんな私でも、最近、テレビなどで聞いて「あ、これって言いにくいかも」と思った言葉を書きためておいた。
 
初歩クラス=捜査当局 (そうさとうきょく)
 
ほんのさわりです。が「当局」ってなんとなく言いにくくありませんか。東京特許許可局、みたいで。
 
次。
ちょっと言いにくいクラス=旅行業協会 (りょこうぎょうきょうかい)
 
次。
結構言いにくいクラス=供述調書 (きょうじゅつちょうしょ)


 
最後。じゃーん。
 
かなり言いにくいクラス=橋脚の補強工事 (きょうきゃくのほきょうこうじ)




 
2010/06/07

箸くらいちゃんと持て


 
私は、長野で育った時期があるので、蕎麦食いである。あんまり食欲がないときのランチタイムには、ざるで済ませることも良くある。ところで、偶然なのかどうか、このごろ2軒の蕎麦屋で「箸の持てない客」を連続して見たのでムカついてしまった。
先回のは、私と年格好が同じくらいの中年女性。ちゃんと左手薬指に結婚指輪と宝石の指輪をはめていたけど、あんな持ち方で旦那は何にも言わないのかな~、自分の子供にはちゃんと持ち方をしつけているのかな~、と思うと、自分で注文した蕎麦の味はどこへやら、その女性が店を出るまで気もそぞろだった。
今日のは、30代前半くらいの若いサラリーマン。まあひどいひどい、中指だけでなく、薬指まで、箸の上にかぶせるという、異様な持ち方をしていた。餅の入った麺を食べていが、汁の中で伸びた餅をすくうのも大変そうな、ぶざまな持ち方だった。私は普段、血圧が上90ないくらいの低血圧なのだが、ああいうのを見ると、300くらいに上がりそうだ。
 
私がもし、会社の採用面接官だったら、受け答えや身なりを見るついでに、物を食わせて人物を見たい。若い人は、大体、食いっぷりが良い方が好きだ。そして何より、箸が持てるかどうか見るのだ。持ち方が正しくない人は、ちょっとごめんこうむりたい。
うちのアメリカ人旦那だって、日本に来たときは、自己流のひどい持ち方をしていたが、私が教えたら、1週間でちゃんと持てるようになった。今は、洋物の食事でフォークを出しても、「お箸は?」と聞くほどの箸愛用者である。
正しい持ち方が、一番美しく、かつ、使いやすいのである。日本の親は、箸の持ち方くらい、子供に教えてほしいなあ。その男が食べ終わって店を出たとき、ほっとした。
 
ちょっと話はそれるが、私が昔勤めていたところに、スイス人の男がいた。お友達がいないので、私が良くお昼につきあっていたが、麺類を食べに行くと、
「すするのは絶対にだめ!あんなに悪いマナーはない!!ひどい!絶対に許せない!」
と言い張ってやまなかった。私は、「白人はしょーがねえなあ」と思いつつ、彼と飯を食うときだけ、無理矢理「芋食い」をしていた。そんな昔のことまで思い出していたら、私の後ろに座っていた男性客が、
「ズズーーーー!」
と、小気味の良い音を立ててざるを食べていた。
「いいぞ!」
と思った。変な箸男を見て不愉快だったが、最後は気持ちよく店を出た。
2010/06/06

実家に行ってすること

実家に寄るとすること。
 
その1:ベランダ掃除。
前にも書いたが、スズメにえさを与えている。最近は、スズメの数が減ってきて、そのうち絶滅危惧種になりかねない状況だというので、わずかながら、スズメの生存に貢献したいのだ。それに、なんといってもスズメは可愛らしい。
しかし、食べれば当然なのだが、「おみやげ」を置いていかれる。せっかく心やさしいおばあさんがえさやりをしてやっているというのに、「舌切り雀」のような「恩返し」どころか、「フン返し」である。とは言っても、スズメにそんな話が通用するわけもなく、それならえさやりをやめろよ、という結論になるだけなので、自業自得でベランダ掃除を手伝う。
鳥のえさの殻が飛び散るので、「むき餌」を買ってきてやった。それなら、殻が飛び散ることもない。
乾いた「おみやげ」は、水をかけて、タワシでこすり洗いをする。
しかし、たくさんの住宅がある団地群のなかに1つだけある実家を覚えて、毎日食べに来るのだから、スズメって、かなり頭が良い。
 
その2:ぬかをかきまぜる
父が死んでから、ぬか漬けをつくる量が減った。だから、ちょっと手入れの頻度も減っているはず。
しかも、漬ける野菜から水が出て、ぬか床に水がたまっている。こんなときは、いりぬかを混ぜてくるのだが、昨日、東急ハンズに行って、水取り器を買ってきてやった。
水取り器は、これ。1つ1050円だった。
 

 
 
これを、ぬか床の中心に差し込んで、たまった水を捨てる。下は、水のたまったぬか床。これから改善されます。
 

 
で、私は、漬かったキュウリや人参を持って帰る。しめしめ。
 
2010/06/05

鳩山、オバマ、ゴア

アメリカ人の旦那に
「鳩山が辞めたよ」
と言ったら、彼は
「I wish Oblahblahblahma would resign, too」
(ついでにオバマも辞めたらいいのに)
と言った。
「Oblahblahblahma」というのは、オバマ(Obama)に、blah blah blahという、英語の「など、など、など」「ぺちゃ、くちゃ、くちゃ」「かく、かく、しか、じか」という、とにかく、何かをしゃべっているという擬声語をはさんだ旦那の造語である。オバマは、政治家として、何の実績も無いのに、演説のうまさだけで大統領になっているだけなのを揶揄して、そう呼んでいるのだ。もともと共和党寄りの旦那は、民主党もオバマもヒラリーもみんな嫌いである。
ついでに言えば、クリントンのあと、ブッシュと大統領の座を争ったアルバート・ゴアも嫌っている。
もっともゴアは、アメリカ人の間でも、昔から「堅物」「退屈」「面白くない」という評価で通っており、人気はいまひとつだろう。そうでなければ、あの頭の悪いブッシュに負けるわけがない。
 
そのゴアが、おしどり夫婦だと思われていた夫人との40年にわたる結婚生活にピリオドを打とうとしているというニュースを聞いたときは、意外な気がした。大統領選挙のキャンペーンで、妻にブチューっとわざとらしいキスをした映像がまだ脳裏に残っているが、4人の子、3人の孫を得たのちの熟年離婚だ。

ちなみに、ゴアも2世議員で、同名の父のアルバート・ゴアも、民主党の有力な議員をしており、ゴア一家は非常に裕福な暮らしをしていたことを見ると、なんとなく鳩ぽっぽと似通ったところがある。
しかし、旦那は
「ゴアと鳩山を比べるなんて、鳩山さんに悪いよ」
という。
「どうして?」
と聞くと、
「He is is an evil con-artist and ought to be sharing a prison cell with Bernie Madoff」
(ゴアは最悪のペテン師だ。バーニー・メイドフと一緒に投獄されるべきだ)
と、強い口調でゴアをののしる。
「バーニー、って、誰?」
と聞くと、
「知らないの?あの大スキャンダルを?1,2年前、ねずみ講をやらかして、たくさんの投資家から金を騙し取った張本人だ。あいつと一緒の牢獄に入っていればよかったのに」
と、ゴアについてはけちょんけちょんである。
とにかく、バーニーなんとかさんのことを英語版のWikipediaで調べてみたら、この人は、史上最大のねずみ講をやらかして逮捕され、懲役150年の刑を言い渡された70歳過ぎの老人で、ちょうど日本で言えば、豊田商事の社長みたいな人を思い浮かべれば良いらしく、ゴアと直接の関係があるわけではなかった。とにかく、旦那と話していると、いちいち調べものをしないとストーリーがわからないことが多くて大変である。私がわからないでポカンとしていると、「Never mind(忘れていいから)」と言われることなどしょっちゅうある。
 
ゴア夫妻の離婚の原因についてどう思うか聞いたら、
「Tipper finally got tired of the fat fraud. It's about time!」
(ティッパーはとうとうあの太っちょの詐欺師に飽きたんだろうな。潮時だ!)
と言う。
ゴアは、これから、孤独であるが気楽な老後を、環境の話をしながら過ごすのだろうな。
私も政治家としてのゴアを買っているわけではないが、彼の話す英語は非常に分かりやすくて、その点だけはファンだった。