すずめ
私は、子供のころから、すずめが好きだ。
どんな都会の真ん中でも、けなげに生きて、子育てをしている。容姿も可愛らしい。こんなに愛すべき鳥はちょっと見当たらない。しかし、うちのアメリカ人旦那は、すずめが大嫌いで、私が
「Sparrows are so cute, aren’t they?」
などと言っても、「ケッ!」で終わる。そのくせ、あの、ネコほどもあるばかでっかいカラスは大好きで、「カラスは可愛い」などと言う。どういう趣味なのか?
私の老母もすずめが大好きである。そういえば、我が家では、昔からすずめのことを「チュン」とか「チュン子」などと呼び習わしてきたが、この4月、首都圏は天候が不順で、寒いし、雨が降るしで、母と二人、「チュンチュンは大丈夫かしらねえ」と案じている。母など、園芸店に行ったついでに、鳥のえさを飼ってきていた。実家は団地で、ベランダに置いておくためである。以前から、炊飯器を洗った後に出る飯つぶもよくベランダにおいていたが、土日と祝日は、えさを置かないようにしている。下の家は夫婦共稼ぎなので、休みの日は布団干しなどをしているため、すずめの「おみやげ」が落とされないようにするためである。
平日の朝から「チチチチチ」と元気の良い鳴き声がすると、母もほっとするらしい。母が置いておくえさもきれいになくなる。
「しかし、おみやげを落としていくのが、ちょっとねえ」
という。食べれば、「おみやげ」が出るのは当たり前なのだが、掃除の手間もかかるし、なんか、「恩をあだで返されている」みたいだ。しかし、それでもすずめはかわいらしいものである。 スポンサーサイト







