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2009/12/29

坂本龍馬の妻「おりょう」と横浜の「田中家」

来年のNHK大河ドラマは「坂本龍馬」が主人公だという。福山雅治を主演に口説いたあたり、女性視聴者の人気はあらかじめ獲得済み、といったところか。

ところで、龍馬といえば、妻のおりょうも有名だが、このおりょうと、我が地元横浜に意外なつながりがあったので、写真を織り交ぜて紹介したい。

横浜市神奈川区台町というところは、かつて、東海道五十三次があった時代、日本橋(始点)→品川→川崎に次ぐ宿場町であった。下の安藤(歌川)広重の浮世絵で「臺(台)の景」として描かれている場所だ。しかし、昔はこの台町の向こうは、一面、神奈川の湊であったのだ。




今、横浜駅や繁華街がある場所も、みな埋め立て地の上に造られたことをしっかり知った。

広重が描く茶店の中に「さくらや」というのがある。これが現在の「料亭 田中家」だという。この浮世絵でいけば(小さくて見にくいのでごめんなさい)、一番右上に、上は赤、下に青をまとった女性が立っているところだ。文久3年(1863年)創業というから、もう150年近い。高杉晋作やタウンゼント・ハリスも訪れたという。が、その下にある龍馬の妻、おりょうに関する記載には「へえ」と目を疑った。

田中家・看板



田中家・前景



田中家の前に立られている説明板



おりょうの説明書き部分の拡大



おりょうは京都の生まれだが、ここ田中家で働いていた、というのだ。しかし、月琴が弾けたのはともかく、あの時代の女性でありながら、「英語が話せた」というのも不思議だ(私だっていまだに四苦八苦しているのに (^_ ^ ;)。

龍馬の妻とは言いながら、実際の結婚生活は、夫が暗殺されたことで、わずか1年あまりで終わったようだ。夫の死後、再婚したそうだが、生涯、龍馬の妻であったことを誇りに思っていたらしい。再婚後は「西村ツル」と名乗り、横須賀で66年の生涯を終えている。


田中家の横には長い階段があり、そこをとことこ降りると、横浜西口の繁華街方面に出る。横浜は、もともと、山と谷のでこぼこだらけの土地だが、この標高差があるのも、かつては海だったところを埋め立てたせいだと納得した。





ちなみに、田中家のウエブサイト:
http://www.tanakaya1863.co.jp/groop.htm
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2009/12/27

!ついにナンキン様がおいでに!

みなさま、

私のブログは、1日3~4桁のアクセスを誇るような人気ブロガー諸氏のブログに比べれば、大変マイナーなものですが、にもかかわらず、本日、初めて、あの


南京虫

が出現しました。どういう選択眼で私のようなマイナーな者がターゲットになったのでしょうか。大変光栄です。

ご苦労なことに、日曜日の朝の6時56分から、計10記事に、例の有名なコメントをパーッと残しました。
同じ時間に、10記事同時にですから、どう考えても、一般の人にできる技ではございませんね。

今日の10コメは記念に保存しておきましょう。


http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/33874903.html#34217440
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/33883917.html#34217439
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/33933062.html#34217438
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/33951252.html#34217437
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/33995364.html#34217436
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/34005526.html#34217435
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/34023277.html#34217434
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/34074776.html#34217432
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/34099267.html#34217431
http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/34181279.html#34217430

2009/12/25

債務(借金)整理の話

電車の中でアコムの吊り広告を見た。こんなことが書いてあった。
「持ち合わせがないのに、急に飲み会の誘い。昼休みに電話しておいた」
「退社後、カードを受け取り、飲み代Get」

うげ・・・ こんなに気軽にサラ金から借金することを勧めるなんて。
退社時までに、自分の銀行口座から下ろしておくか、さもなくば最悪、友人なり同僚に借りるだろう。飲み会1回分くらいならまだしもだが、「友情を壊したければ借金をせよ」という言葉もある。

私は、昔、夫の仕事のため京都に住んでいたとき、夫婦弁護士が経営している小さな法律事務所に勤めたことがある。京都という土地柄は独特で、共産党が異常に強い。この夫婦も揃って共産党員であった。共産党といえば、貧者の一票を大変強いよりどころにしている。この夫婦の知り合いに、京都市の○区を地盤とする京都市議会議員がいた。○区は、貧困層が多いと聞いた。京都のキの字も知らぬ私ら夫婦が住居をさがしていたとき、わざわざ「○区に住んだらあかんで」と忠告してくれる人もあったほどである。理由は、歴史的で、はっきり文章に書けない。で、その市議会議員は、地域の貧者の相談によく乗っていたので、よくよく自己破産しか手段のなさそうな借金まみれの貧者をやたらその弁護士夫婦に紹介してきた。当たり前だが、彼らに弁護士費用など払えるわけがない。みんな弁護士の持ち出し、自腹、ボランティアで破産申立てをしていた。

その、○区の住人に限らないが、破産申立て希望で来る人たちを見ると、本当に「人間って、返すあてもないのに借りるんだなあ。それに、貸す業者も悪いぞ」と思うケースばかり目に付いた。これが事業資金不足でやむなく、といった種類ならまだいい。しかし、大半が、

「4人目の子供ができましたが、夫はパチンコでお金を使ってしまうので、出産費用が足りず、夫に黙ってサラ金で借金しました。その後、5人目を妊娠しましたが、お金がないので、またサラ金から借り、返せなくなりました。サラ金が夫にばれて離婚しました」(この妻はその後生活保護に)
「借金をし、大学の近くで貸しコピー機業を始めましたが、思ったほどコピー機を使いに来ないので、赤字で廃業しました」(マーケティングもしていないのね)
「借金で苦しんでいるところ、人から『運気が良くなる』という指輪を買うように勧められ、ローンを組みましたが、全然返せません」(ちょっとバカ過ぎ)

といったどーしようもない例ばっかりだったのである。
ついでに言えば、破産申し立てするために、
「では、弁護士に依頼するので、ここに住所と名前だけ書いてはんこを押してください」
と彼らに委任状を渡しても、
「いや~、私ら、字、書けへんのやわ」
と、自分の住所はおろか、名前さえ書けない人がぞろぞろいたのには、これまたぶったまげた。特殊な事情で育った中高年の皆さんの中にそういう人がかなりおり、彼らの弁では、
「私らは、学校へ行かへんでもええ、って言われて育ったんやわ」
と言うことだった。そういう土地柄に生まれ育ってしまったのは本当に気の毒だし、京都という土地柄の闇の深さに、暗澹とした気持ちになった。しかし、そういう人たちでも、委任状のうち、住所はまだしも、せめて氏名だけは直筆で書いてもらわないとならないので、私は、ワープロでその人の氏名を、ポイントの大きい活字で数通り印刷し、それを委任状の下敷きにして、上からなぞらせた。日ごろ字を書かないで過ごしている人たちには、字をなぞる、という行為すらも、おっかなびっくりであった。ちなみに、字を読む、という行為をしない人たちは、年をとっても老眼鏡を持っていなかった。

最近は、電車内に、弁護士ないし司法書士による「債務の相談」の広告がやたらに多い。吊り広告だけでなく、テレビCMまで打っている。出資法では、2000年5月31日まで、最高利率が40.006%であった。これが2000年6月1日から29.2%に引き下げられ、この前者の利率と利息制限法の上限の差額、いわゆる「グレーゾーン金利」の差を取り戻す、という仕事を狙っての広告であるし、この債権の請求時効が終わらないうちに、弁護士も司法書士も「ウの目タカの目」で「利息払いすぎ債務者」を探しているのである。
しかし、こんな返還請求は、小学校の算数ができて、利息制限法の条文さえ読めれば、士業の人に頼まずとも、自分一人でもできる。私も、弁護士秘書時代、紙と電卓でずいぶん計算をしてやった。しかも、最近、それら士業の人たちと、報酬の点でもめているという話が新聞によく出ている。士業にも、たちの悪い奴はいるらしい。
士業の人たちから見れば、利息を取り戻せる余地のある借金は、楽でおいしいエリアだ。が、こういうエリアに大々的に広告を打ってまで挑んでいる弁護士、司法書士を想像するに、たしかに「債務整理」は彼らの正当な業務ではあるけれど、借金にあえぐ人たちが、彼らの収入源になるなんて、なんかいやだと思う。それ以前に、そういう人たちに、「安易に、返すあてもないのに借金をしてはならない」という、基本的な教育的指導をしてやって欲しいと思うのだが。

2009/12/24

アラフォー妊婦

私の職場は総勢百名足らずだが、女性社員の方が多い。既婚女性も多く、この少子化時代に、いま、妊婦が3人もいる。うち、2人はアラフォーである。結婚、出産が遅くなる昨今では珍しくはない話だ。

その2人のうち、1人は経産婦だが、もうひとりはバリバリの初産婦で、
「あたし、産むときには40になっているのよ。どうしよう。定年になっても子供はまだ大学生なのよ」
とぼやいている。

この人は、まことに数奇な結婚をした。容貌は、はっきり言って、「非常に不自由」である。英語が達者で容姿が難な日本人女性は、得てして外国人と結婚するものだが、果たしてそうであった。30代も残りわずかなときに、海外の支社へ出張し、そこで出会い、熱烈なアプローチを受けたのだという。国際結婚の場合は妻の国に住むほうがうまくいくと言われているが、彼が彼女を追って日本に転勤を申し出、移住した。

結婚後しばらくして、生理不順になり、あまり「思い当たる節がなかった」(彼女の弁)から、てっきり「更年期障害」になったと思い、婦人科に行ったところ、おめでたが判明した。
新婚なのにあまり「思い当たる節がない」というのもミョウだし(自嘲か?)、しかも、彼女自身、全く望んでいたわけでもなかったという。「なんで?まさか?」と叫びつつ、それでも旦那は大喜びなので産む決意をし、あちこちの病院を訪れて分娩方法を決めたという。

数奇だと思うのは、彼女の海外出張が、リーマンショックの直前に組まれたことだ。直前だったから、まだbudgetもfreezeになっておらず、これがもしリーマンショックのあとに延びていたら、出張はfreezeされ、結果として、二人が出会うこともなく、従って、彼女がアラフォー妊婦になっていることもなかったはずだ。

それを思うと、リーマンショックは、世界経済だけでなく、男女の出会いまで変えてしまったに違いない。この二人は、ほんの紙一重のタイミングで夫婦となった。

2009/12/23

変な「犬の引き綱」





これと同じものって、日本にも売っているのだろうか。
アメリカ人の夫からもらったネタなのだけど、アメリカでは、こういう犬の引き綱(米語では"leash"という)が販売されているそうだ。

綱をまきつける中心部には、犬のウンチ袋入れが組み込まれている。
アタマについているのは望遠鏡なの?と夫に聞いたら、
「いや、flashlight(懐中電灯)だ」
との答え。
「へ?なに、それ。夜に犬の散歩をしたときにウンチしたら、暗闇でさがせるように、ってこと?」
「そう」
との返事。

こういうのを、all in oneだ、すごい、すぐれものだ、アイデア商品だ、と思って売り出すのかなあ。
散歩に行くときは、ただ、ウンチ袋と懐中電灯もポケットに入れて行けば済むじゃん、と思う、ひややかな私。
2009/12/22

些細な疑問をいくつか

最近思った小さな疑問をいくつか。

① 政治家の秘書になる人らの気持ちがわからない。親玉の悪いことはみんな自分のせいにされるばかりでなく、親玉のためにウソを言って親玉をかばうことを強要されたり、親玉の身代わりに逮捕されたり、裁判にかけられたり、果ては、口封じのために消されたりするのに。なぜこんな危険で割の悪い仕事に就職を希望する人間がいなくならないのか不思議でたまらない。

② 今日、Yahooニュースを見ていたら、「来年3月高校を卒業する」石川遼くんは、大学への進学をあきらめ、ツアーに専念することを決めたそうだ。が、いくら私立の高校とはいえ、あれだけ国内はおろか海外にまで何度も遠征し、出席日数が極端に少なそうなのに、なぜ進級し、かつ「卒業見込み」なのだろう。スポーツ特待生扱いなのか?

③ よく、新聞などで、「割れせんべい」「切れ子(形がくずれた、あるいは、切れて長さが中途半端になったタラコ)」をまとめて安く売る通販広告を見る。私も、安く食べられるなら、割れていようが切れていようが、味が同じなら形は二の次である。しかし、なぜそんなに大量販売できるくらい「割れせんべい」や「切れ子」が出現するのであろうか?通常の形状で産出される方がよほど多いと思うのだが、受けをよくするために、わざと割ったり切ったりしているのであろうか?

④ ついでに、カニの、ばらけた足だとか、足が取れた胴体だけとかをまとめて安く売っていないものだろうか。カニこそ、形はどうでもいいから、安い値段で一杯食べてみたいのだが、産地で消費してしまうのだろうか。

⑤ 鳩山は、アルバイトをしたことがあるのだろうか・・・・・・ 
ないだろうな。必要ないことはしないだろうな。あれば、サラリーマンの年収が1000万円だとは思わないだろう。

最後の⑤は、余計でした。失礼。

2009/12/20

あちこち家を修理する母

父が死んで3ヶ月あまり。

母とは、ときどき「お父さんって変な人だったねえ」と思い出話をする。生きていたときにも嫌われていたのに、死んでまで悪く言われて、ちょっと気の毒かもしれないが、父に関しては、良い思い出がほとんど無い。これも父の無学、無教養、頑固、偏屈、思い込みの激しさといった、生い立ちや性格上の欠陥に家族がこりごりしてきたからである。母方の家系もろくなものではないが、父方の家系には問題ありすぎで、こんな血筋を後世に残したらまずい。従って、私は子供を持とうと思ったことはない。

父が死んでから、母は、これまでできなかった家のあちこちの補修をおこなっている。まず、台所の汚れた壁のペンキ塗りとか、あちこちやぶれたふすまの張替えだ。そして、台所から玄関に行くところに取り付けられていたドアの取替えもだ。このドアは暗くて重く、夜中に、開いているのかどうかわからず、よく体当たりしてぶつかった。父に、このドアをガラスの入ったものと取り替えたい、と言っても父は許さなかったのだが、この頑固じじいが死んで、やっとガラスの入ったものに取り替えることができたのである。これで、光が差すようになったから、ドアが閉じているのか開いているのかがわかるようになり、間違ってぶつかることもなくなった。

どういうわけだか到底理解できないのだが、死んだ父は、家族の希望で家を修理したり、家具を買ったりすることすべてに、烈火のごとく反対した。この点では、私が若いころからも、どれほど喧嘩したかわからない。たとえば、私が社会人になってからミニステレオを買ったので、ステレオその他を置く、ちょっとしたサイドボードを買ったら(もちろんステレオもこれも自分の給料で)、鬼のように怒りまくった。たまりかねた私は、
「何よ、それなら、テレビもビデオもステレオもみんな畳の上にべたべた置け、って言うわけ?」
と反論すると、この糞オヤジはすかさず「そうだ」と答えた。理屈にも何にもなっていないのだが、とにかく、家族のすること考えること、はじめから反対ありきの人だった。

これほどまでに何でも反対するくせに、自分のすることだけは世界一正しいと思っていたらしく、狭い住まいに、不似合いなほど大きくて贅沢な家具を突然買ってきたりするので、母は目を回した。まるで、ウサギ小屋に象を入れるようなものである。父の弁によると、
「将来、一戸建て住宅を建てたときのために」
ということだったが、父は結局、一戸建てなど持たずに死んだ。
「本当に一戸建てを建ててから買えばいいのにねえ」
と家族は父をなじった。またある日も、勝手に、足も折りたためない豪華な木製の和風テーブルを突然買ってきた。母がなじると、
「子供たちが将来家族を持って連れてきたときのために」
などとうそぶいた。それならそうなってから考えればいいことなのに、兄も私も学生のときからそんな馬鹿でかいテーブルを買うものだから、転居のたび、母はその使い勝手の悪い「魔のテーブル」の収納場所に頭を痛めていた。結局、そのテーブルは、近所で書道教室を営む人にあげてしまった。ほっ。

そんなわけで、じゃまな頑固じじいがいなくなって、母は楽しげにあちこち修理している。男が先に死んでくれて万々歳ってところか。

2009/12/17

「不倫」と天罰

昔は「浮気」と言っていたけど、今では「不倫」と呼ぶほうがおしゃれらしい。ともあれ、不倫にはきっと罰がある。

そんなこと言っていたら時代遅れだとか、フリンの1つや2つくらい大統領でもやっている、とか、うちの会社内は不倫だらけだとかいう話はいたるところで聞く。ベストセラー小説のテーマが不倫だったりすると、最後に心中を図っても「悲恋」として共感を呼ぶ。残された家族にだって怒りや悲しみがあるのだが、小説のメインテーマではないから、そこまで書かれない。

さて、私は昔から、日本人の独身男性にはおよそ恋愛の対象と見られてこなかった。たまに町でナンパされると外国人だった(なぜ?)。私の好きな人はみんな、結婚しているか、彼女がいるか、私のことなど好きでなかった。その後、縁あってアメリカ人と結婚できたが、やっぱり日本人には縁が無かったし、昔、手相見の占いさんに「よくこんな手相で1回でも結婚できましたね」と驚かれたのは、案外当たっていたのかもしれない。

20代前半のときから、既婚者に誘われることがたびたびあった。が、私は男女の機微には疎く、「なんでこの人は親切にご馳走してくれるんだろう」と無邪気な疑問を持っていたほどだったから、その「後」に期待されたことなど、到底うまくやれる自身は無かったし、なまじ法律知識があったので、「奥さんにばれたら、民法90条の公序良俗違反で損害賠償請求されるわ」と思うと、とてもではないが、そんな勇気はなく、ご馳走を食べるだけでさよならした。

大学時代の友人同士で結婚したカップルを知っている。お互い、見た目は不細工チックだったが、あとで聞いてみたら結構良い家柄同士だという話だったので、やっぱり神はそういう者同士を引き寄せるのだな、と感心した。さて、卒業後数年して、この二人の結婚が正式に決まったころ、男の方から私に電話が入った。
「実は、僕は桃実さんの方が好きだったんだ。彼女と知り合う前に桃実さんと知り合っていたら・・・」
と言う意外な告白で、要は、彼女とは結婚するけど、結婚前に僕と付き合ってくれ、という話だった。付き合っている人がいなかった私は、OKした。深い関係なしだし、会ってご飯を食べておしゃべりする分には十分楽しい人だったからである。
彼と会って出歩いてお話していたその期間は、私の友人である彼女には悪かったけど、スリリングで楽しかった。ところが、である。
あるとき、井の頭公園を散歩したあと、公園の外に出たら、次の瞬間、私はその道の上にたたきつけられていた。何が起こったのかさっぱりわからなかったが、次の瞬間、左の足首から、強烈な痛みが走った。道の上に5センチくらい段差があって、その段差を踏み外し、ねんざをしたのであった。まともにねんざをしたのは、あれが初めてであった。あまりの痛さに目がくらみそうになっただけでなく、左の足首を見ると、大きなこぶのようにふくらんでいた。彼につかまって歩くのもやっとであった。
「大丈夫だよ、僕の友人ですぐ治った人がいるから」
などと、その男は支離滅裂な励まし方を私にした。私の家(当時は一人暮らしだった)の前まで私を送ると、そのままバイバイして帰ってしまった。最悪なことに、その次の日から、長野から友人が来て2泊ほどしていく予定が入っていたのである。
左足のねんざは無残だった。紫色に変色し、はれあがった。なんとかタクシーを呼んで秀島病院に行ったが、しっぷだけでなく固定具でぐるぐる巻きにされた。夜も眠っていられないほど痛かった。次の日から来る友人は母に迎えに行ってもらったが、当然、もてなしなど何もできなかった。

男女関係はなくとも、これだけの天罰が下るのだから、いくらくそまじめだと言われようとも、私のような小心者には、やましい交際などできないのである。タイガー・ウッズほどの才能なら、このまま埋もれてしまうことは無いだろうけど、それにしても、プレイできる盛りでの中断はプロ選手には痛いであろう。ビル・クリントンは打たれ強いし、8年間の任期を勤め上げたけど、一生「下半身」のイメージがこびりついてしまった。

あの友人2人が結婚してしばらくたったあと、私は、思い切って、ねんざをした現場を訪れてみた。訪れて、茫然とした。自分の目が信じられなかった。というのも、私は、道の上にあった5センチくらいの段差でこけてねんざをしたにもかかわらず、その道はただの平坦な道で、段差など皆無だったからである。
まさか・・・・ あの段差はどこに行ったの・・・・
あれは、神様が私に注意するために特別に造った段差だったのだろうか。あのとき以上に「キツネにつままれた」経験をしたことは、いまだかつてない。

2009/12/16

ボーイング787 初お目見え


シアトルの北部にあるボーイングの町、エバレット(Everett)で、ボーイング787が初めて空を飛んだ。計画から2年遅れたという。
部品の様々な部分をアメリカ国外からも取り入れたそうで、主翼部分は三菱重工が、炭素複合材は東レが担当したという。3分の1くらいが「日本製」の航空機だそうだ。
なんだかんだいっても、やっぱり新型の航空機が空を飛ぶ姿を見るのは心がときめく。
全日空も50機ほど発注しているそうだ。

2009/12/14

タイガー・ウッズと「トロフィー・ワイフ」


月曜早々、hecticで疲れた。帰りは思い切って贅沢して、東海道線のグリーン車を奮発してしまった。

さて、汚沢ネタで辟易しているので、話を変えようっと。
私にはゴルフにはほとんど興味は無いけれど、あのアメリカのスーパースター、タイガー・ウッズが、自らのホームページで、不貞関係を持ったことを事実上認め、無期限でツアー参戦を停止する、と発表したとのことだ。あの高潔なウッズもやっぱり一人の男だったのだな。
うちのアメリカ人の旦那は、
「あんなバカっぽい白人女と結婚したのがそもそも悪い」
などと言っている。
ウッズが誰とどうしようと、彼の家族以外に関係のないことだけど、私は、今回の一連の登場人物(女)を見ていて、黒人女性が一人もいないことに、タイガーの差別的な面を見た思いがする。
タイガーは、母親はタイ人だそうだし、白人の血も入っているけど、一般には黒人として通っている。昔、「ぼくの肌の色のせいで、プレイできないゴルフコースがいまだにある」といった発言をしたことがあったが、言うまでも無く、黒人としての抗議の発言である。
だから、自身で黒人を差別することは絶対にないはずだと思ったのだけど、妻だけでなく、次から次へと名乗り出る「愛人」もすべて白人ばっかりなのである。これで一人でも黒人女性かアジア系女性が入っていたら、少しは見直してやるところだったのだが、報道によれば、どれもこれも、ホステスとかウエイトレスとかポルノ女優とかの、アタマの弱そうな白人オネエチャンばっかりなのだ。これら全部と関係があったかどうかなんてどうでもいいことだけど、タイガーもある種「成り上がり」で、黒人より社会的地位の高い白人をものにすることで、黒人男の虚栄心を満たし、コンプレックスを解消していたと取られても仕方あるまい。もっとも、有名スポーツ選手で大金持ちとくれば、妻子がいようがいまいが寄ってくる女は数え切れないだろうけど、そこで問題を起こすかどうかは別問題だ。

昔々、夫から「トロフィー・ワイフ(trophy wife)」というidiomを教わったことがある。あれは、日米野球のため、当時、名をはせていたホームランバッターのサミー・ソーサ(写真)が来日したときのことだ。ソーサ自身は、ドミニカの貧しい家庭で育った苦労人で、皮膚の色はしっかり黒い。その彼が伴っていた女性が、白人ブロンドの典型的な「かわいこちゃん」タイプだったからである。夫によれば、それがソーサの妻だ、ということで、
「ああいうのを、trophy wifeっていうんだよ」
と教えてくれた。なるほどね、うまいこと言うな、と思った。