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2009/05/31

超おバカなアメリカの「警告ラベル」

3月4日に、アメリカでは日本人にとってよくよく理解しがたいおバカ裁判が頻発し、おバカ度が過ぎるものには「ステラ賞」まで与えられる、という記事を書いた。

http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/29809871.html

さて、この手の馬鹿さにあきれている(が、興味深深の)私に、夫が、最近のアメリカ製品に貼られている警告ラベルについて書かれた記事を教えてくれた。原文は当然英語なので、以下、和訳する。


小さな液晶パネルに「Do Not Eat LDC Panel(液晶パネルを食べないでください)←液晶面を食べ物だと思う人がアメリカにはいるらしい!

シリアルを入れるボウルの底に「Always use this product with adult’s supervision(大人の監督のもとに本製品をご利用ください)←子供に対して警告しているの?それと、食べ物を入れるボウルがそんなに危険?

人気のスクーターに「This product moves when used(本製品は、使用すると動きます)←当たり前だろうが!

大工さん用電気ドリルに「This product not intended for use as a dental drill(本製品は、歯科用ドリルとしては作られてはおりません)←キ~~~~ッ!アホか!

折り畳み式ベビーカーに「Remove child before folding(お子様を置いたまま本製品を折り畳まないでください)←いい加減にせい!


アメリカのメーカーらは、ありとあらゆる事故を想定して、おそらく、メーカー自身も「くだらない」とは思いつつ(そう願う)、事細かな警告文を製品に貼っておかなければ、おちおち物も売れないほど、アメリカという国は、カネ目当てのおバカ訴訟に満ちはてた国らしい。
この記事には、ついでに、おバカ訴訟の例が2件出ていた。

① ニュージャージー州の大学生が、2段ベッドメーカーを訴えた。その学生は、大学の寮の2段ベッドで昼寝をしていたとき、ルームメイトから大声をかけられ、驚いて、次の瞬間には床に落ちており、肩を脱臼していたという。彼いわく、「2段ベッドから落ちる可能性があることを、ベッドメーカーは事前に警告すべきであった。その警告があれば、かかる事故を事前に防止することができたかもしれない」という。大学生にもなって「万有引力の法則」を知らないおバカにもあきれるが、もっとあきれるのが、陪審員により、18万ドル(!!!!)もの損害賠償が認定された、というのである。幸いに、この請求は、あとで(多分控訴審で)棄却された、とあるが、この大学生もバカなら、陪審員も百倍バカだ。

② ミシガン州で、保険金目当てに、「自分達の所有するものに範囲を限定したつもりで」放火をしたバカ男2人がいた。しかしあいにく、火が隣の店舗に燃え移ってしまった。そして、このおバカ男2人は、「隣の店舗の延焼部分にも保険金を払え」と、保険会社を訴えた。第一審では請求棄却、しかし驚いたことに、ミシガン上訴裁判所では本請求を認めた。その後、ミシガン最高裁で否決された。


こういうバカ訴訟につきあわされるアメリカのメーカーや保険会社はいい迷惑である。この記事によれば、アメリカのメーカーは、毎年、3670億ドル(約35兆円)も訴訟対策に支出を余儀なくされている、という。

どういうわけか、わが国でも「裁判員」なる制度が始まったが、日本の裁判員がアメリカの陪審員ほどおバカでないことを祈る。しかしアメリカってどーしようもない国だな。うちの旦那は「アメリカの弁護士は国のダニだ」と言ってけなす。あなたの国は、まともな弁護士もいるんだろうけど、こんな訴訟を引き受けるようなダニが沢山いすぎるのねえ。

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2009/05/30

真の宗教とニセ宗教を見分ける法

前回、給付金のおろかしさに合わせて、宗教政党のいかがわしさなどについて書いたら、勉強になるコメントをいくつも頂戴した。わが国では、憲法20条に
「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」
と定められているものが、どういう理屈でかくもいい加減にされているのか、私にはさっぱりわからない。
宗教法人、という制度もよくわからない。オウムが、宗教法人の認可を求めていたとき、信者どもが、あの法服姿で、東京都庁のまわりをぐるぐるまわり、認可に圧力をかけていたのはよく知られた事実である。東京都の根負けにより、あの一連の事件に進展した、と言ったら言い過ぎかもしれないが。
宗教法人でも、その目的の範囲であれば、公益事業以外のビジネスを行うことも認められている。しかし、収益が生じた場合は、自己又は関係のある宗教法人若しくは公益事業のために使用しなければならないそうで、どうも、最近の新興宗教法人は、もっぱら「自己」のために使用しているウエイトが高そうに見える。

私は特定の宗教を持たないが、キリスト教信者である作家の曽野綾子さんの著作は、たびたび参考にしながら生きてきた。その彼女が定める、「ある宗教が真の宗教かどうか家を見極める方法」は、たいへん明確かつ的確なので、引用させていただこうと思う。


(1)教祖、指導者が質素なつつましい祈りの生活をしているかどうか
(2)自分が生き神さまだとか、仏の生まれ変わりだとか言わないかどうか
(3)宗教の名を借りて金銭を集めることを強要しないかどうか
(4)宗教団体の名で、選挙と政治を動かすような指令を出さないかどうか


この4つが正しく守られていれば、その宗教はおそらくまともである、という。
なるほど、オウムも創価学会も幸福の科学なども、この基準にかかれば宗教などではない。

僭越だが、私があえて上記に私見を追加させていただくとしたら、
(5)宗教施設の名で、豪奢な建物をあちこちに建てていないこと
(6)名誉職を買ったり集めたりしないこと。および、それらの名誉職を喧伝しないこと


にもかかわらず、いかがわしげな宗教もどきに、どうしてそこまで多くの人が取り込まれてしまうのだろう。母が昔、コウメイ党にしつこく投票を求められてげんなりしていたとき、そのしつこい勧誘者は、「いまに創価学会の時代がくるから」と言い張っていたという。また、私の昔の友人に、夫との仲がうまくいかず、幸福の科学に救いを求めた人がいる。彼女の地域の支部長まで勤めていたし、会えば、頼んでもいないのに、オオカワ先生の著作を何冊もくれる。「年に100冊も本を出すのよ、先生は」と言うので、「一人の人間が3日に1冊も本を書けるわけないでしょう」と言ったら、ムッとされてしまった。本はゴミになってもったいないから、その後、彼女とは疎遠にした。

私の宗教活動は、せいぜい、近所の神社や寺に詣でて、チャリンと小銭を入れてくるくらい。あ、もうひとつ追加しよう。
(7)他人にその宗教の信仰を強要しないこと。脅迫めいた言葉で勧誘するのは尚悪い。

2009/05/28

おろかなり、給付金


これ、5月7日に来た。

366万人も人口を擁す横浜市。一人に12,000円ないし20,000円を給付するため、一体何億円の税金を浪費したのだ。おい。
いかにも、シモジモには金をばらまけば歓心(と票)が買えると思っている学会の考えそうな手段だ。学会からカネをもらうなんて、屈辱的で胸糞悪いから、当初は受け取らないつもりだった。しかし、曽野綾子さんが、産経新聞に毎週連載されているエッセイの中で、3月か4月に、「拒否したとしても、拒否後の税金を、この国がきちんとした使途に回してくれると信じられようか?それくらいなら、受け取って、自分の信用できる用途に回した方が確実だ」とお書きになっていたのを読み、なるほどな、と思った。確かに、この封筒の中には、受け取らない人たちのために、「老人福祉に回す」「若者たちの雇用安定に使う」などの使途がいくつか設けられ、ペケをつけて返送するようになってはいたけど、信用しないことにした。
私は、4月7日に、かねてからちょくちょく寄付をしている横浜市営の野毛山動物園に、2万円を寄付した。この動物園は、規模も小さく地味なのだが、入場無料でけなげに頑張っている。ズーラシアの開園が決まった際には、野毛山の動物も全部移転する話が出たけれど、市民の反対で取りやめになったそうだ。で、動物好きの私は、給付金プラス自腹8,000円を寄付した次第。国税を市民税に還流したような形だけど、これでいいもん。
給付金の支払いは、いつになるかわからない。とにかく、私はもう先に使ってしまった。

しかし、学会で思い出したけど、こんどは「幸福の科学」が政界進出を始める、とか?
いったい、何考えているんだか。
ついでにいうと、私は、オウム真理教が真理党を結成して衆議院選挙に立候補した1990年当時、オウムの地元、東京4区の一角である杉並区の荻窪にある外資系企業に勤めていた。毎日毎日、信者たちが、荻窪駅前で、象の形の帽子を頭にかぶり、白い服をまとい、大音響で踊っていたのを、いやになるくらい覚えている。

2009/05/27

配達する人の身にもなっているのかな

TVのニュースで、不景気ではあるけれど、省エネ型など新しい家電製品への買い替え需要は高く、冷蔵庫の場合は、500リットル以上の大型冷蔵庫が人気だと聞いた。昨今はみな共働きで、毎日買い物に行かないから、大型冷蔵庫が好まれるようになってきたらしい。

が・・・

これは私の母が聞いた話である。わが地元には、ヨドバシとかビックなどの大型チェーンに対抗するべく、ひたすら地元志向で頑張っているKという電気店がある。で、そのK電気が、ある住宅へ大型冷蔵庫を配送したときのこと。大型冷蔵庫なので、非常に重量があり、配送していた担当者の一人が、持ちこたえられず、片足の先に落としてしまい、結果、彼は、片足の甲からつま先をつぶしてしまった、というのだ! 想像するだけで身の毛がよだつ事故だ。そこまでつぶしてしまうと、いくら手術しても治療しても、破壊された組織は、まず回復しないのではないか。彼は、一生歩行に不自由のある体になってしまったに違いない。気の毒にも程がある事故だ。

ちょっと調べたら、そのくらいの大型冷蔵庫の重量は、100kg超にもなるようだ。

大型家電を作るメーカーは自由だろうけど、それを配達する末端の配達員たちの気持ちや苦労も考えているのだろうか。「エレベーターなしのマンションの4階」なんて注文だったら断れる、ってルールは聞いたことがないし・・・・。

2009/05/26

専業主婦も年金保険料払ってください

私は、2月3日に、専業主婦も年金保険料を支払うべきだと書いた。

http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/29020574.html

今日、日本経済新聞を読んでいたら、またまた働く女の神経を逆なでする記事を見た。

===================================
厚生年金 働き方で差
夫+専業主婦 給付5割
40年間共働き 40%切る

====================================
はあ?

タイトルを読んだだけで、妻が無収入で主婦に専念しているほうが、共働きをしているより給付率が高いのがすぐわかる。なんじゃこりゃ~?

現行の年金制度では、いまだに「夫だけが40年間働き、同年齢の妻は専業主婦」というのがモデルケースになっている。
おカミよ、いい加減に頭を切り替えろよ~。
そりゃ、何時代の話だ~???


しかも、妻が働く年数が長ければ長いほど、給付水準(注:現役時代に得た平均手取り収入に対する年金の支給額比率)低下し、間違っても「増加」することはなく、夫だけが40年働いた場合の給付水準は2050年に65歳になったとして50.1%、これに対し、妻も40年間せっせとともかせぎした場合は、逆に、給付水準は39・9%に下がる、というのだ。この「40%を切る」中には、夫婦共働きだけではなくて、男性が独身で働き続けた場合も含まれるという。(←この意味では、独身男性差別、として、男性も怒っていいのでは?)

なぜ妻が働けば働くほど年金の給付水準が下がるのか、というと、厚生年金には、専業主婦の年金保険料が、労働者の支払う年金保険料でまかなわれるという、非常に甘い制度があるからに他ならない。だから、共働き夫婦とか、配偶者のいない男は、給付率だけ見るなら、損するようなしくみになっているのだ。

腹が立って仕方がない。専業主婦として生活していけるなら、それだけ夫に所得があるということ。子供を食わせるためにかつかつの生活をしているシングルマザーからも取るし、失業中の人や、はたまた20歳を過ぎた学生のように、収入のない人からも取る年金保険料。だのに、専業主婦を、なぜそれほどまでに厚遇するのか。ただでさえ年金がパンクしているというのに、おかしいと思わないのか。権利=年金の受給権=を得る裏には、常に義務=支払い=がある。将来もらいたいのなら払え、と言うことが、そんなに悪いことなのか。こんな単純な理屈も大目にみてしまうくらい、立法府は、妻イコール専業主婦というイメージでこりかたまった世代のオヤジだらけなのか。結婚して子供もいる女性国会議員たちは一体何をしているんだ。なぜもっと怒らないのか。

私は、上記2月の小記事にも、小学生以下の子供を育てている主婦や、老人を介護している主婦なら保険料の徴収を免除してもいい、と書いた。彼女らは、労働力をそういった形で社会に還元しているとみなされるからだ。しかし、現実には、子育てや介護をしながらでも働き、年金保険料を納めている女性も沢山いる。必死に働き、税金も社会保険料も納めるまじめな女性たちを、まるで存在していないかのように馬鹿にした制度を、国はいつまで温存しておくつもりなのか。
とにかく、「妻が40年間専業主婦」という、ありえない「モデルケース」を即刻撤回すべきだ。子供も少ない昨今、せめて、「出産まで3年間フルタイムで働き、産後は小学校入学まで専業主婦、その後パートで復帰、50歳まで働く」くらいをモデルケースにしたらどうか。

2009/05/25

こわれゆく父 ②介護保険申請

2007年の夏だった。老父がボケてきたので、私は、地元の区役所に父の介護保険の申請をした。
まだトイレにも行けるし風呂にも入れるので、せいぜい「要支援」かなあ、と思っていたら、医者のお見立てがシリアスだったらしく、「要介護1」が下りてびっくりした。しかし、おばかなことに、申請した私は、初回は半年で期限が切れるということを知らなかった。あるとき実家へ行ったら、母から
「こんな封筒が来ているんだけど」
と言って見せられたのは、半年経つので、再度申請するかどうか、という意思確認の文書だった。しかも、母から見せられたときには、とうに申請期限を過ぎていた。
「なんでもっと早く見せてくれなかったの?」
と母をなじったが、考えてみれば、せっかく「要介護1」と認定されても、例えば、自宅に「手すり」を付ける費用を援助してくれるとかがあったが、手すりなら、祖母を引き取ったときに部屋の前やトイレの前につけたし、あとは、「デイケア」の利用というのもあったが、父は偏屈な上、知らない他人と社交するのが嫌いなので、全然腰を上げようとしない。
「囲碁や将棋をやっているんだって。行ってみたら?」
と勧めてみても、
「おら、やだ」
で終わる。要するに、根っから社交嫌いで、他人を相手にするのがいやなのだ。あるいは、大昔、支店長だったときの名残で、他人からあがめられていなければ気にいらないのかもしれない。従って、一日寝ながらTVを見ているか、ちょっと体調がいいとパチンコ屋に行って寄付をしてくるか、そんな生活。もちろん3食とも母が作っている。したがって、要介護1と認定されても、なんにもサービスを利用しなかった。一度切れると、新規の申請扱いになるが、利用するような実態がなかったので、再申請をする気もなかった。
と、ある日突然、母自らが民生委員に相談に行き、再度の申請手続きを頼んできた、という。ひぇ~、母、どうしたの?これまでそういう役所手続きは私に任せっぱなしだったのに、どういう豹変ぶり?と驚いた。
先週、実家へ審査担当者が訪問しにきて、父の様子などを聞いていったという。ただし、高齢化の昨今、介護申請の件数も増えているので、結論が出るまでに時間がかかる、と言って帰っていった、とのこと。
要介護認定が再度下りたにしても、社交嫌いの父がデイケアにいくとは思えないが(だましだまし行かせるか・・・?)、母が入院などしたときのショートステイは使わせてもらう可能性がある、か。とにかく母ありがとう、だ。

いつか母からかかってきた電話によれば、老父は、ある日急に、お風呂の準備の仕方がわからなくなり、バスタブに向かってシャワーから湯を注いでいた、という。風呂の準備なんて、ガス栓を開いて、壁のスイッチを押せば自動的に湯が張られるだけなのに。そこまでこわれて生きていなきゃいけないなんて、医療の発達もあんまり有難くない。

先日、実家に行ったとき、父に
「いい?男は女より先に死ななきゃならないんだよ。わかっている?母ちゃんより先に逝かなきゃだめなんだよ」
と聞いたら、父はうん、うん、とうなずき、
「それはわかっている。わかっているけど、でも、こればっかりは、どうにも」
と言った。ボケた父だが、時々、こういうまともな答え方もする。

2009/05/24

こわれゆく父 ①成年後見


横浜家庭裁判所からどっさり提出すべき書類が来た。なんとか書きあげて、昨日発送した。

老父がボケ始めてから、2年ほど経つ。

平成19年12月6日、私は、父に対する成年後見を横浜地方裁判所に申立てた。書類は全部私が書き、必要な添付書類も全部私が集めた。私はかつて弁護士事務所に勤めていたので、この手の書類作成には強いのである。申立てはスムーズに行き、翌年3月末に、私を保佐人とする審判が下った。

父は、ただでさえ人一倍頑固で、他人の言うことなど耳を貸すタイプではなかったが、ボケが進んでくると、手に負えなくなってきた。若いころから株の取引をやっていた人だが、端株と単位株の区別すらつかなくなってきた。ボケてから、株主優待用乗車券が欲しいので、某鉄道会社の株を5000株購入したことがあったのだが、5000株を買っていながら、取り扱いカウンターで「これは端株だ、端株だ」と言い張って困った、と、私の仕事中に母から半泣きの電話がかかってきて、私はうろたえた。結局、母がカウンターの人に
「認知症なんですよ」
とこっそりささやいたおかげで、カウンターの人が
「5000株は端株ではありません!」
と言い放ってくれ、父はやっと引き下がった、という。その上、普通の切符ように、裏が磁気になっている切符状の印刷物で送られてくる株主優待用乗車券を、
「あれは、ピンポン玉のような玉で来るんだ」
と言い張ってやまなかった。母も私も目がテンになった。後日、父宛に送られてきた優待券を、
「これ、ピンポン玉?」
と言って母は父に見せたが、黙っていた、という。いったい何をどう勘違いして、切符を「ピンポン玉で来る」なんていう発想が出たのか、母も私も皆目見当がつかない。
計算ができなくなってきたことも壊滅的になってきた。あるとき、所有株を売却したのだが、仮に、買ったときの総額が1000万円で、売却総額が700万円だったとする。私は、
「なんでそんな安いときに売るんだよ、バカタレめ」
と腹が立ったが、父一人で突発的に思い立って売ってしまったし、最初から人の言うことなど聞くわけはないから、
「300万円も損して、しょうがないね」
と母も私も思い込もうとした。が、後日、証券会社から通帳に振り込まれた売却後の金額を見て、父は、昔からの知人たちに、
「オレは株で700万円儲かった」
と電話で吹聴しまくった、と母から聞いた。その話を聞いて、私は身の毛がよだった。私が、あとで、父に
「1株いくらのとき買って、1株いくらで売ったの?」
と聞いたが
「おら、わかんね~」
としか言えなかった。おまけに
「オレ、株、売ったのかぁ?」
と聞く始末。
私は、父がボケたことを言って迷惑をかけた証券会社や信託銀行にお詫び方々電話をし、どういう対策を採るのが良いか相談したら、誰も「成年後見を」と答えた。老人には、カネを持っているお客が多いので、金融機関もむげにはできないのだが、これまできちんとやりとりできた客でも、ボケてしまう場合もある。金融機関もまさか「お客さん、ボケてませんか」と聞くわけにもいかないので、唯一無二の手段が、成年後見の審判を得たうえで、取引を撤回してもらうことだ、という。これを聞いて、すぐ申し立てをする決心をした。

その後、私は母に命じ、通帳を隠させ、さらに、銀行印を、通帳とは別の場所に保管させた。しかし、いまでも時々ひまつぶしに行くパチンコの代金を下ろすために、キャッシュカードを持たせないと発狂したように怒る、と母は言う。私は、通帳に入れておく金額を、せいぜい10万円くらいにするよう命じたが、日常よく使う口座なので、そういうわけにもいかないらしい。

私が今回格闘していた書類は、保佐開始から1年経過した状況報告のためのものである。幸い、母がまだぼけないでいてくれるので、1年間の間に私が保佐人としての権限を行使したことはない。なんとか、行使することのないまま、父が早く死んでくれるように、と、私は真剣に祈っている。子供のころから仲の悪かった父だけに、これ以上迷惑をかけられたらたまったものではない。父はがん患者だが、しかし、抗がん剤がまことによく効いているらしく、主治医が「不死身ですねえ」と驚嘆するほどなのだ。私はますます暗くなっている。医者も、もう、そうまでして延命しないでほしい。いま私が最も恐れているのは、父より母が先に死ぬことだ。

2009/05/23

方言「見やすい」「ガンピ」

大学時代に、山口県出身の先輩がいた。私が
「第二外国語は、○○先生の中国語をとっている」
と話すと、彼は、
「ああ、あの先生のテスト、見やすいよ」
と答えた。私は
「は?テストが『見やすい』って何?」
と、ポカン。テスト紙面の印刷と活字がきれいで読みやすい、ってことかなあ?と思った。私がポカ~ンとしているのを見たその先輩は、
「え?『見やすい』って言わない?」
と聞いてきた。私は首を左右に振った。
いまはインターネットで全国の方言がたちどころに調べられるが、山口県とか、中国地方の西側部分では、「テストが簡単だ」ということを「見やすい」と言うのだそうだ。「非常に簡単」だと「ぶち見やすい」と言うのだそう。へ~。絶対に通じないとは言わないまでも、ちょっと意味不明な、まぎわらしいというか、不思議な方言だ。

私の父は新潟の山奥出身で、何年東京に住んでも、新潟弁が抜けない。相変わらず、母音の「い」と「え」は100%逆に発音するし、紙に書くときもそう。
実家でNHKの「週刊こどもニュース」を見たら、あの女の子が「こどもニュース」にはふさわしくないほど背が伸びておとなっぽく成長していた。父はそれを見て
「あの女の子は太ったねえ、いや、大きくなったねえ」
と言った。前にも話したが、新潟の方言では、「成長した」を「太った」というのである。私はこの方言が死ぬほど嫌いで、父には、誤解が激しいから絶対に使うな!と厳しくたしなめているのだが、また出てしまった。父は、かろうじてすぐ訂正してはいたものの、この方言が大嫌いな私は、再び
「そんなひどい方言、絶対に言うなって言ったでしょう!」
とボケ老父に激高してしまった。たは。

誤解を招きやすい方言っていろいろあると思う。日テレの「秘密のケンミンショー」という番組を見ていたら、富山弁では「正座する」ことを「おちんちんかく」と言うのだそうだ。げ。一体どこから発生した方言だ?恥ずかし~。
富山弁が出たついで。読売新聞のサイトで、富山から上京して20年もたつ人が、職場でプレゼン用に「模造紙」が必要になったとき、総務部に「ガンピを注文してください」と言ったのに全く通じず、ずっと標準語だと思っていたのに、方言だと初めて知り、ショックを受けたことを書いていた。

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0410/234228.htm?o=0&p=1

はあ~、ガンピ、ねえ。聞いたことも無い言葉だなあ。愛知県では「B紙」と呼ぶそうで、地元ではこれをまた標準語だと思っているそうな。

ところで、「模造紙」って何を「模造」した紙なんだろう。
そう思って、手元の国語辞典を開いてみた。
「鳥の子紙に似せてつくった洋紙」
とある。は?「とりのこ紙」って、なんだろう?
早速「鳥の子紙」を引くと、「ガンピとコウゾを交ぜてすいた、厚手で優良な日本紙。薄黄色」とあった。
はぁ~、ガンピ(雁皮)って、コウゾのような紙をすく原料となる植物の名前だったのね。だとしても、どうして富山弁では「原料の一種である植物」が「模造紙」になったのであろう。ますますわけがわからなくなってきたし、富山にそこまで興味を持つ必要性が無いので、この辺でやめておこう。

2009/05/21

とうとう川崎に豚インフルエンザ

今朝、いつもどおり、自宅最寄り駅から、市営地下鉄に乗ろうとしたら、ぎょっとした。
プラットホームで待つ人たちに、マスク姿が急に目立ったからだ。
到着した電車の中の乗客を見てみると、これまたマスクだらけ。ざっと見て、5人に1人くらいの割合に見えた。
いくら横浜の隣の市だからといって、急に・・・

ところで、新聞を読んだが、病気の予防のためにマスクをかけるのは、日本とアジア諸国のみの習慣だという。
私は、4月29日に、夫から聞いた、マスクに関する日米のギャップについて書いたが、

http://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/31097423.html

NYでも、見事に町中でマスクをつけている人は見ない、という。夫の言うとおりだ。日本人で、NYの地下鉄に乗っているときにマスクをつけていたら、男の子に「形が鳥のくちばしみたい」と笑われた、という記事も見た。夫の言ったことの繰り返しになるが、アメリカでは、病気の者は外を歩いてはいけないのであり、つまり、外を歩いている、は、イコール非・感染者だから、従って、マスクなんか要らない、という理屈らしいのだ。しかし、花粉症とか粉塵とかもあるだろうから、逆に、この機会に、マスクを着用した姿でNYを闊歩し、マスクとはこんなものだと市民に診せて回ったらどうか。

しかし、今回のNYで感染した私立洗足学園は、いろいろ批判されているけれど、渡航した6人の保護者全員にも問い合わせ、全員が「こんな機会は滅多にないので、是非行かせてくれ」との合意を取っていた、という。学校も判断力が鈍かったが、賛成した親には学校よりもずっと責任があると思う。しかし、彼ら彼女らは、マスコミには一切登場することはないし、従って叩かれもしない。

ところで、このニュースを聞いて、近隣住民とおぼしき筋から、学校宛に、「自分の子供も同じ田園都市線で通っている。もし、うちの子が感染したらどう責任取ってくれるのか」という、むちゃくちゃと言うか脅迫まがいの電話があった、という。言うまでもないが、私はこういう電話をする人間を、心底軽蔑する。

2009/05/20

あたしは無知でした!「地方公務員の超・高給体質」

みなさま、
あたしは激しく無知でした。自分で自分の頭をボコボコぶん殴りたい気持ちです。
昨日、名古屋市の市職員の「平均給与」が700万円、係長クラスが800万円と聞いて腰を抜かしたばかりですが、
「念のため、わが横浜市はどうなんだ」
と、ネットで調べて見ました。そうしたら、「職員の削減に取り組んでいます」と何度も書いていますけど、

774万7000円!

げ~!!!

名古屋市より多い!百歩譲って、名古屋も横浜も政令指定都市なので、その分なにかしら上乗せってやつがあるのかしらん、と思い、ついでに、同じ神奈川県で、横浜より少し西にある人口8万人あまり(横浜市の45分の1)の綾瀬市という小さ~い市の平均給与を示すURLがすぐ下に出ていたので見てみたら…

778万8293円!

もう一回改めて、
げ~!!!
口からアワを吹いた。これ以上、他の市のを調べると病気になりそうなのでやめた。

これで「地方自治体の財政難」なんて、よくもしゃあしゃあと!公僕なのは公務員ではない。我々納税者のほうが完全に「務員」の「下」になっている。これをしも「公僕」と呼ぶのだな。いまごろやっとわかった、おバカな私。
敬天愛人さんがおっしゃる通り、バブル期の民間給与をまねしたまま、こんにちでもなんら修正しようとしないままなら、条例を作る市議会は納税者の方なんか全然見ていないことになる。公務員でも組合活動盛んだしなあ。地方自治体用の人事院、ってないのか?我々納税者も、国政ならまだしも、地方議会にはどうしても関心が薄いという落ち度もあるが、しかし、誰にこの腹立ちをぶつけたらいいのか。おまけに、市役所の職員には、「職員手当」「期末手当」「勤勉手当」という、民間では「はぁ?」と首をひねりたくなる手当てがあれこれついている。何なんだ。給料って、だれでも1年中勤勉に働くことが当然の条件でもらえるものではないのか?

偶然だが、今日、日経を読んでいたら、たまたま平均給与に言及する記事があった。国税庁の「民間給与実態統計調査」2007年版によれば、民間企業に勤める日本人一人あたりの昨年の平均給与額は437万円だ、という。なるほど、妥当な数字。
敬天愛人さんのお言葉を借りるなら、日本って、こと公務員の給料に関しては、共産党独裁国家よりたちが悪いのかもしれない。悲しい。