生活保護ニート
先日、PHP新書の「生活保護vsワーキングプア」という本を読み終わった。
著者は、某市役所で生活保護担当者をした方で、「生活保護110番」というサイトを運営している。
なぜ生活保護について知りたくなったかというと、まじめに働いて年金を受けるより、生活保護のほうが、支給額が大きいという矛盾があるからである。あの畠山鈴香被告も生活保護受給者だったが、車を持っているという。生活保護を受けながら車は持てるのかな、と思うが、車がないと買い物ひとつできない田舎だと許されるのかな。
もともとそういう人たちが集中している制度であるのは承知だが、病気で働けず、サポートしてくれる親兄弟もいない人って結構多そうだな、と思った。また、夫に暴力や飲酒癖があり、夫から逃げたい専業主婦には、自立できるまでのつなぎとして利用できるようにして欲しいと思うのはもちろんだが、その前にそういう夫から取れるべきものは完全に取って欲しいと思った。警察も、家庭内のことだと「民事不介入」でなかなか助けに来てくれない。夫が悪いのに、妻と子供が逃げ回らなければならないなんて、矛盾している。しかし、そういうDV夫を持つ妻たちが、なぜか子供3人4人などと子沢山なケースも散見するので、これまた不思議で仕方ない。
本を読んでのけぞったのは、「母子4代生活保護という母子家庭一家」がいるとか、「また妊娠したから産みたい。でも、行きずりの男の子供だから、父親が誰だかわからない」という若いバカ受給者がいることだ。1月6日に、常盤平団地でパチンコ中に3児を焼死させた23歳の若い母親がいたが、これと同じクチだろう。親も生活保護であれば、子供に、「努力して働いて、お給料で生活するのよ」とはしつけなくなるだろう。人間、一旦ラクを味わうと、なかなか抜け出せない。向上心がなければ、一生そのままでいたって、恥ずかしいとも何とも思わないはずだ。また、「軽いうつ病」という診断書を得ている男性は、週2回くらい職安に行き、「仕事ないんですよ」とうそぶきつつ(まじめに探していないだけ)、パチンコ屋の行列に並んでいるという。「軽いうつ病」でありながら働いている人はこの世に五万といるのに、この診断書がある限り、生活保護を取り上げることはできないのだそうだ。そんなバカな話があるかと怒り心頭だが、こういう人たちには、もとから働こうという希望が備わっていないのだそうだ。生活保護に慣れると、自立しようとする芽を摘み取る結果にもなる、と言うことだ。
本書を読んで思ったこと。
1.生活保護は、重病者の保護を除けば、あくまで「自立までの一時的な援助」である。それに反し、延々とそれに基づいて生活しているような様態はきびしく対処し、計画を立てさせ、自立を促すこと。
2.婚外の性行為の結果は、保護の対象外とすること。理想主義者の方々は「生まれてくる生命は平等、差別するな」なんて異議を唱えそうだが、無計画やふしだらの始末を税金でするなと言って何が悪いのか。子供は自分で育てられる人間以外、産むものじゃない。頭の発達がカラッポなのに、下半身ばかり発達しているバカは保護しなくて結構だし、そんなバカの遺伝子を継いだ子供が増えるより少子化のほうがずっとまし。
3.上と重複するところがあるが、生活保護受給中は新たな出産を控えること。
4.生活保護者のギャンブルを法律で禁止すること。納税者に対する最低の礼儀である。
しかし、昨今の受給者の急増により、ケースワーカーの負担が増大し、1ワーカーあたり80世帯を担当しているような状況という。ケースワーカーのほうが、うつ病を患う受給者よりよほど病人に見える例もあるそうだ。日ごろ公務員には風当たりがきついけど、こういう、みんなが嫌がりそうな仕事に従事している人たちもいることを我々は認識しなければならない。2005年には、発覚しただけで72億円(!)もの不正受給があったという。冗談ではない。これなら、もっとケースワーカーを増やしても、不正受給を摘発すれば、十分お釣りが来るだろう。

