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2008/11/29

米国6分断説

我が老父は、中国に心酔している。
少年時代(戦前)、満州、いわゆる現在の中国東北部におり、中国人に世話になったのだろう。ことあるごとに中国の偉大さをほめる。この点、外資系企業勤務で、中国人のすることなすことに懲りまくり、大の中国嫌いになった私とは完全に好対称をなしている。

それはさておき、老父は、かねてより「中国は3つの国に分かれる」という説を唱えている。発展著しい沿海部に対し、いまだ貧困にある内陸部の不満が暴発し、革命が起こり、最低でも3つの国に分断されるという予測を立てている。長く騒乱を経てきたあの国だけに、あながち荒唐無稽な説でもないと思う。

さて、先日、夫が、「お父さんの説を盗んだ学者がロシアにいるよ」と言って、アメリカのメディアに出た記事を教えてくれた。ロシアのイズベスチア紙が、同国の政治学者Igor Panarin(60歳)におこなったインタビュー記事を転載したものであった。Panarin氏は、今回の金融危機により、米国の債務は雪だるま式にふくらみ、もはや米ドルは基軸通貨性を失い、経済はすでに崩壊、世界経済のけん引役は今後中国とロシアに移る、という。国民の多数が資産を失い、失業者があふれ、オバマが奇跡でも起こせるなら別だが、それが無理なことは春ごろまでには明らかになる、という。ここまではさほど目新しい説でもないかもしれないが、続いて、「米国が6つに分かれる」と唱えるのには興味を持った。その6つというのは、多数の中国移民を抱える太平洋岸、多数のヒスパニック移民を抱える南部、もとより独立機運のあったテキサス、大西洋岸、ネイティブアメリカンを抱える中部の貧しい5、6州、そして、カナダの影響が強い北部の数州、だという。
ふむふむ。おもしろい。「分かれる」というのは、おのおのが「国家」を形成するのか、それとも大統領は一応存在を続けるけれど、「自治区」のようなテリトリーを構成するのかどうか、そこまでは書いてなかったけれど。

なお、この学者は、最後に「ロシアはアラスカを取り戻せばいい。あれはリースしているんだから」と付け加えた。冗談半分で言ったのだとは思うが、いまだアラスカをそういう目で見ているロシア人もいるのだな、と面白かった。

念のため、詳細に読みたい方のために、夫からもらった記事の原文を貼り付けておきます。

RUSSIAN ANALYST PREDICTS DECLINE AND BREAKUP OF USA
Tue Nov 25 2008 09:04:22 ET

A leading Russian political analyst has said the economic turmoil in the United States has confirmed his long-held view that the country is heading for collapse, and will divide into separate parts.

Professor Igor Panarin said in an interview with the respected daily IZVESTIA published on Monday: "The dollar is not secured by anything. The country's foreign debt has grown like an avalanche, even though in the early 1980s there was no debt. By 1998, when I first made my prediction, it had exceeded $2 trillion. Now it is more than 11 trillion. This is a pyramid that can only collapse."

The paper said Panarin's dire predictions for the U.S. economy, initially made at an international conference in Australia 10 years ago at a time when the economy appeared strong, have been given more credence by this year's events.

When asked when the U.S. economy would collapse, Panarin said: "It is already collapsing. Due to the financial crisis, three of the largest and oldest five banks on Wall Street have already ceased to exist, and two are barely surviving. Their losses are the biggest in history. Now what we will see is a change in the regulatory system on a global financial scale: America will no longer be the world's financial regulator."

When asked who would replace the U.S. in regulating world markets, he said: "Two countries could assume this role: China, with its vast reserves, and Russia, which could play the role of a regulator in Eurasia."

Asked why he expected the U.S. to break up into separate parts, he said: "A whole range of reasons. Firstly, the financial problems in the U.S. will get worse. Millions of citizens there have lost their savings. Prices and unemployment are on the rise. General Motors and Ford are on the verge of collapse, and this means that whole cities will be left without work. Governors are already insistently demanding money from the federal center. Dissatisfaction is growing, and at the moment it is only being held back by the elections and the hope that Obama can work miracles. But by spring, it will be clear that there are no miracles."

He also cited the "vulnerable political setup", "lack of unified national laws", and "divisions among the elite, which have become clear in these crisis conditions."

He predicted that the U.S. will break up into six parts - the Pacific coast, with its growing Chinese population; the South, with its Hispanics; Texas, where independence movements are on the rise; the Atlantic coast, with its distinct and separate mentality; five of the poorer central states with their large Native American populations; and the northern states, where the influence from Canada is strong.

He even suggested that "we could claim Alaska - it was only granted on lease, after all." Panarin, 60, is a professor at the Diplomatic Academy of the Russian Ministry of Foreign Affairs, and has authored several books on information warfare.

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2008/11/27

男性が気をつけたほうが良い言い方

先日書いた、訴訟に巻き込まれた男のほかにもう一人、なにかと相談相手になってやっている男友達がいる。2人とも少々年下なのだ。私は頼れる姉貴らしい。
その、後者のほうからメールが来た。私が以前、京都に住んでいたことがあったことを話したら、
「え~、それって、学生時代?桃実さんの若いときの写真見たいなあ」
と書いてあった。若いとき・・・・・ ちょっと、「カチン」ときた。
いくら自分が年増で、若くなくて、おばさんだということを理解していても、男性から「あなたの若いとき」と言われると、なんか、素直になれない。

こういうときは、「若いとき」とは言わず、時代を特定すると、悪く取られない。
たとえば、
「学生時代の」
とか、
「20代のころの」
とか。
「若いころ」、イコール「今はトシ」となるので、悪気はなくとも、世の男性達は、女性(←明らかに若くなくても)にはなるべく言わないよう、気をつけられたし。

どう言われようと、昔の写真なんか誰にも見せないけどね。

しかし、つまらんミエだな(と自問自答)。

2008/11/25

敵はビールと

この9月、シアトルに行ったとき、家族経営や零細経営の小レストランの店頭に、「配達します」という張り紙が多くなったのに気がついた。
「どうして?ガソリンも高いのに。みんなチップを払いたくないから配達を取るようになったの?」
と夫に聞くと、
「いや、配達を頼んだってチップは払うよ」
とのこと(お恥ずかしい話だが、私はいまだにこの「チップ」という制度になじめず、外国に行っても一人でうまく払えない)。
「じゃあ、どうして?」
と聞くと、答えは「ビール」だという。
なるほど、そんな単純なことに気がつかなかった。
外食でビールを頼むと、高い。おちおち安心して飲めない。
ビールなら、店で買ってきて冷やしておけば、定価で、好きなだけ家で飲める。あとは、それとともに食べる食事を取り寄せればいいだけの話であった。
配達エリアを限り、かつ、1配達につきXXドル以上、などと最低金額を設定してはいるものの、家族経営が多い小レストランには、配達を頼むのも、コストがかかって大変だろう。しかし、そうでないと、来店する客だけでは、売上が確保しにくくなっているらしい。これはまだ大手金融機関が破綻しはじめる直前の話だったから、今であればなおさら苦しくなっているであろう。
ビールと戦い、そして今や金融危機の影響とも戦う小レストランたち。この世に楽な仕事はないけれど、経営を維持するのも生半可ではないだろう。私らお気に入りの数軒が、次回行くときにもまだ存続してくれていることを祈る思いだ。

2008/11/22

「レディースセット」って、考え直してほしい

女性客を狙った「レディースセット」というメニューを置いている外食店は多い。
が、私は、あまり積極的に食べたいという気がしない。
「レディース」というと、なぜ必ず「野菜サラダ」がついてくるのだろう。
私は、生の野菜をあまり食べない。昔、ものの本で、「生野菜サラダは、水に油をかけているのと同じ」とあったのだが、実に言えていると思う。生野菜なんて、結構量がありそうでいて、ゆでてみるとほんの少量になってしまうとおり、頑張って食べても十分な摂取量が得られるものではない。
中国人は、野菜は加熱して沢山食べ、数千年の歴史を生きてきた。私も、夏場のトマトやきゅうり、あるいは、漬物を除き、野菜は加熱して食べる。
しかし、なぜ、女性、イコール、生野菜サラダなのか。それも、片手にちょぼっと、くらいの量である。お店の人が、これで女が喜ぶと思っているとしたら、とんでもない誤解だと思う。わずかばかりのレタスときゅうりの上に、ごってりドレッシングをかけて出されると、もう見るだけでげんなりである。油によるカロリーはばかにならない。世の女性たちは、本当にこれをおいしいと思って食べているのだろうか。

サラダは要らないが、デザートがついているのは歓迎だけどね。
男性だって、デザートを食べたがっている人は多いと思うのだが、なぜか日本では、大人の男は、人前でケーキとか甘いデザートの類を食べるのは、女々しい、というか、見よいことではないという風潮がある。
彼らは、家でこっそりデザートを食べているのだろうか。
こっそり食べずに、お店で堂々と食べたっていいんだよ、と私は言いたいんだけど。

2008/11/20

世界の(?)トイレ博物館

物騒な事件が続く昨今に、こんな記事を載せるのも文字通り「はばかられる」のだけど・・・・

トイレメーカーTOTOの八王子ショウルームで、「世界のトイレ博物館」という展示をやっている、という情報を聞いたので、15日(土)に行ってみた。


ショウルームの外観。京王線の南大沢駅から程近い。




中に入ったら、展示室は2階だとのこと。2階に上がると、こんなたて看板が。
この瞬間、「あれ、なんか、しょぼそう」と予感。



とにかく中に入ってみると、




え?これだけ?これで「世界の」トイレ博?

左側手前は、「世界のトイレの標識」をあれこれ紹介する写真。
左側に便器が3台並んでいるが、いずれもTOTO製のもので、中国、タイ、マレーシアで使用されている最高級便器だとか。コニシキでもゆうゆう座れるくらい、便座の面積が広かった。

なお、東南アジアでは、いまだに「しゃがみ式」の便器が広く使われているといい、代表的なものが一つ、左側のつき当たりに展示されていた。そういえば、夫の両親が初めて日本に来たとき、「日本のトイレは、スクワットしなければいけないんだろう?」と、とーっても恐ろしがっていたのを思い出した。




右側奥にあったのは、武田信玄の「京間6畳」の厠を再現したもの。
京畳は普通の畳よりもっと大きいから、「京間6畳」だと、本物はこれよりもずーっと広いはず。
信玄は、アイデアマンだったらしく、用を足したあとは、風呂の残り湯をかけて流したそうで、いわば「水洗トイレの元祖」だったようだ。








展示してある「世界のトイレ」の類がこれで終わってしまった。
右側の、トイレットペーパーの展示の方が、まだ興味を持てたかな。

ドイツのペーパー。カラフルでデザインも豊富。



シンガポールのぺーパー。ハートが可愛い。これ、欲しいなあ。



イギリスには、「数独」(ナンバープレイス)を印刷したペーパーがあって笑える。朝、用を足しながら、問題に没頭していたら、遅刻してしまいそうだ。




そして、なんといっても驚いたのが、ポルトガルのまっ黒なトイレットペーパー!
夫は「Impractical!(使いものにならん!)」とコメントしていた。びろうな説明で恐縮だが、拭いた後、紙についたモノの色で、モノないし肛門部に関する健康情報を読み取っている方々には不適だ、ということで。




出口付近に、こんな「ジョーズトイレ」が置いてあったけど、これは別に、「世界のトイレ」というわけではなく、ご愛嬌と言うか冗談で置いてあったに過ぎない。



以上、桃実レポートでした。
2008/11/17

助けて。インド英語

週末、100円ショップに行った。老親のために、家のあちこちに拡大鏡(虫メガネのでっかいの)をいくつか置いてもらおうと思ったのである。感心なことに、たった1つ100円で、幾種類もの拡大鏡が売られていた(ちゃんと見えるかどうかは別だけど)。

と、そこに、同じく拡大鏡を買いに来ていた、インド人とおぼしき男性が、店員の男の子に、あれこれと質問していた。が、店員さんは、(~ ~;)←汗 状態。見かねて、私がMay I help you?と言い、そのインド人を引き取ってしまった。

インド英語は、と~~~~~~~~っても、苦手なのだが。

100円ショップでの会話なので、単純に、これは何だ、とか(日ごろ使ったことのない「magnifier」などという単語がサラっと出てきたのはラッキーだったとしか言いようがない。脳細胞の奥に単語のストックがあって感謝)、1包みにいくつ入っているのだ?とか、これはどういう商品だ?とか、単語を数個しか使わない程度の会話なのに、その人の言葉が聞き取れず、「Pardon me?」を2度ほど発動してしまった。

インド人のIT系進出が著しい。多国籍企業は、ソフトウエア開発部門をインドに置いたり、あるいは、インド人たち自身が、インド国外の企業にて、IT系の職を得ることも全く珍しくなくなった。私の勤務先でもしかり、である。

が・・・
困るんだ、これが。

時々、会社に新しいシステムが導入されるので、その使用方法の説明を、全支社、Webを見ながら、PCにヘッドセットを差し込んで、英語で受けなければならない。ただでさえITに詳しいとは言い難い私にとっては、外国語で説明を受けるだけで難行苦行なのに、to make things worse, 説明するのが、ほとんどそのインド人になってきたのである。これには参る。私の周囲の英語堪能者に聞いても、誰一人として、インド英語が好き、とか、わかる、とかいう人はいない。きれいにいない。

先日、なにやら、私が世界中のオフィスから、ある新しいシステムをテストするテスター数十名の一人に選ばれ、11月X日までが締め切りだからやれ、などと勝手なことをメールで言われた。仕方ないので挑んでみたら、説明のとおり動かない。なので、「動かないときはここにメールを」という指示通り、メールを送った。
数日後、急に電話がかかってきた。出たら、聞きなれない外国語が流れた。スワヒリ語か何か?と思ったら、インドの、当該テストを担当している部署からだった。よーくよーく聞いてみると、いまからやり方を説明するので、私の言うとおりにやれ、という話らしい。
私はあわてふためいた。思い切って、
「こんなことを言って本当に悪いのだが、我々日本人にとって、インド英語は、本当についていけない。だから、説明は、メールで送って欲しい」
と言ってみた。電話の向こうの人は、憮然とした感じで電話を切った。
翌日は、何もメールは来なかった。怒ったのかな、と思った。
ところが、翌々日、メールが来た。そして、そのメールのとおりにやってみたら、ほぼ解決できた。

一つ確かなのは、わざわざインドから高い電話代をかけて説明してもらっても、私は絶対にできなかった、ということだ。

2008/11/15

訴えられた男友達

長年の男友達が、気の毒なことに、訴えられている。訴状を読むと、難癖というか、腹いせというか。よくこんな原告の代理人になって訴えを起こした弁護士がいたものだとあきれるほどの内容である。いくら訴えるのは自由だからといっても、して良い訴訟かどうかを考えろよな、と思う。
私は弁護士ではないけれど、法務が専門職なので、彼の外国人上司のために、訴状をガシガシ英訳してやったり、答弁書の原稿を代筆してやったりと、奮闘している。彼も幸い、良い弁護士を見つけることができたので、徹底して応戦する構えだ。弁護士は、私が作成した答弁書をほめてくれ、これに基づいて訴訟を進めることになった。

ところで、私が「このくらいみんな知っているだろう」と思っていることと、裁判素人である彼のひょんな質問とのギャップには、結構驚かされる。たとえば、私が、訴状を読んで、
「バカみたいだね。でも、こんなの、きちんと応戦したら、判決を待たずに和解で終わるんじゃないかな」
と、何度も電話で「和解」という言葉を使ったが、彼の反応が暗い。
「僕は逆に、彼らからカネを取りたいんです」
と言うので、
「だったら、いじめによる精神的な苦痛を味合わされたことに対して反訴をする、とか。そこは弁護士に相談だよ。反訴したら、『和解で決着しよう』って、むこうから折れてくるかもしれないし」
と言っても、いまいち反応が鈍い。ある日の夜、弁護士事務所に打ち合わせ行くことになり、私も付き添うことにしたので、彼と顔を合わせて、また「和解」の話をしたら、彼が、おずおずと
「でも、和解になったら、おカネ取れないでしょう?」
と聞いてきた。私はこれを聞いて、仰天した。そうか、彼は、「和解」を、単に、「争いをやめて仲直りすること」と思っていたのだ。これには参った。

第一回期日が設定されているのだが、弁護士事務所で弁護士と面談していたとき、彼が
「先生もその時間に来てくださるんですよね」
と質問したときにはドキっとした。先生「も」ということは、彼自身も当然出廷するという前提の質問である。私があわてて
「ち、ち、違うのよ。あなたは呼ばれるまで行かなくていいの」
と言うと、彼は
「え?そうなんですか?僕も全部行くのだと思っていた」
と、目がテンになっていた。弁護士もニコニコしながら
「そうですよ、呼ばれるまで行かなくていいんですよ」
とフォローしてくださったが、そうか、一般の人は、訴えられたら、全ての期日に自分も出廷しなければならない、と思ってしまうのか、うーん(もちろん、出廷してもかまわないけれど、平日はみんな仕事をしているので、弁護士に任せるのが一般的である。それに、最初の2,3回はあまり重要な論争はないし)。

というわけで、決着するまで、もっとあれこれサポートしてやらないといけないようだ。
ま、勝訴したら、お礼に丸ビルでご馳走してもらうことになっているし。

2008/11/13

あなおそろしや、思い込み

今日、ランチタイムにネットをだらだら見ていたら、面白い投稿に出会った。
その投稿者は、38歳になるまで、ピスタチオを殻ごとガシガシかみくだいて食べており、会社の人に笑われて、初めてピスタチオは殻をむいて食べることを知った、とあった。
なんという強靭な歯の持ち主だろう。それに、殻ごと食べたらまずいだろうに、よく疑問を持たないで来たものだなあ、と笑ってしまった。

私も人のことは言えないのだが(理由は下に述べる)、人の思い込みって、聞いていてとっても滑稽である。
たとえば、キャッシュカードの暗証番号を、銀行ごとに違うものに設定しなければならないと思い込んでいたり、「個人タクシー」を、個人の客、つまり、客は一人しか乗れないタクシーだと思い込んでいたり、とか。沢庵が大根で作られていることや、枝豆は大豆なことを知らない、とか。

エレベーターで、▲と▼を逆に押す人もまれにいるようだ。
私が昔働いていた事務所のフロアは、とあるビルの5階で、その階まで、ある自営業者のおじさんが、届け物に来てくれたことがある。届け終わったので、そのおじさんをエレベーターの前まで見送りに行ったら、エレベーターは1階に停まっていた。そうしたら、そのおじさんは、▲ボタンを押したのである。私は思わず
「え?これから上の階に行くんですか?」
と聞いたら、その人はこともなげに
「(エレベーターが)下に停まっているから」
と答えた。そういう人は、エレベーターを、自分のいるほうに呼ぶのだと思っているのだなあ。

ところで、私もそのサイトを見ていて、一つ誤った思い込みを発見したのである。
私は、そのときまで、「三十路」を「30歳代(30~39歳)」だと思い込んでいた。
辞書をひくと、「三十路」は「30」ないし「30歳」であるという。ドッヒャ~!!
だったら、「路」なんて長そうなイメージをもたらす漢字を使わないでくれ~~!
この「路」は「はたち」の「ち」と同原、なんて説明されたって、信じられない!!

・・・人間、一生勉強だなあ。

今日は東京エリア、とーっても暖かかった。
こういうのを「小春日和」というそうだが、春の気候を指すと勘違いされていても、おかしくない熟語だ。

2008/11/11

やっぱり自己中、アメリカはちょっと困る

アメリカ本社から、
「これをグローバル共通のフォーマットとして使用すること」
という指示とともに契約書(英文)のひながたが送られてくると、いつも調整が必要である。

まず、彼らは全くメートル法に関係のない世界で生きているので、A4とかB5といった用紙の存在を知らない。あちらから来ると、「レターサイズ」という、ちょっと横広、縦に短い用紙に作成されて来るので、受け取る支社は、まずA4に変換しなければならない。余白の指定も「上は○インチプラス3分の2インチあけて」などとインチで表示してくるので、いちいち電卓を叩かないとわからないのだが、私はイラつくので、もうテキトーに済ませている。ちなみに、アメリカ人は、分数が好きで少数がキライなので、「2.5インチ」などとは言わない。「2と1/2インチ」と書く。
もっと自己中であきれるのが、私の会社の本社だけなのかもしれないのだが、国際契約にもかかわらず、自国の住所の最後に「U.S.A.」を全くつけないのである。アメリカがイコール世界の中心なので、いちいち付ける必要もない、とでも思い込んでいるのであろうか。
契約書なので、当事者(日本でいう「甲」「乙」)の表記のうち、弊社の本社の住所表記欄は、
「ABC Corporation, 1234 John Street, San Francisco, CA 94321」
と、郵便番号で終わったまま、世界中の顧客と契約を締結している。私はもう、フォーマットを修正する時点で、郵便番号のあとにU.S.A.を付けてしまうけど、米国本社で締結した国際契約は、お客様がロシア企業であろうとエジプト企業であろうとタイ企業であろうと、お客様の住所欄にはちゃんと「Russia」「Egypt」「Thailand」と国名を書くくせに、自分達の住所にU.S.A.を付けたのを、見たことがない。
もう1つ、気が利かないんだなあ、と思う点がある。
「お問い合わせの際には、こちらまでお電話をください」
という条項に、米国本社の担当部署の電話番号が書いてあるのはいいのだが、書いてあるのは、トールフリーの番号なのである。ったく、トールフリーがアメリカ国外から通じるわけはないだろうに。私は過去に1、2度、「トールフリーは米国外から通じませんので、有料電話の番号に書き換えますから、その番号を教えてください」とメールを打ったことがあるが、フォーマットが改定され、これを使えと配ってくるたびに、相変わらずトールフリーの番号が表示されている。米国外の支社に配信するフォーマットなんだから、最初から、有料の電話番号を書いておけばいいようなものなのに、彼らは全然学習しない。外国では違うんだ、という配慮のかけらもない、というか、そもそも、そういう配慮が必要なんだというところに思考が及ばないらしい。こういうところ、やっぱり日本人はこまやかで優れていると、しみじみ思う。

2008/11/09

アフリカは国?ペイリンさん、だけではないと思うぞ

共和党の副大統領候補だったペイリンさんは、アフリカを、国の名前だったと思っていた、という。マケイン陣営はこれに驚きあきれたものの、選挙中は伏せられていたという。いかにも「外国オンチ」のアメリカらしい話だ。ブッシュ現大統領だって、地理的知識に関しては彼女と大差ないだろうと私は思っている。
共和党支持者である夫にこのペイリンの「おバカ話」を聞くと、
「負けが明白になってくると、人間、お互いの非を責めたり、失策の責任をなすりつける相手を探したりするものだ。だから、僕はこういう話は真に受けないよ。それに、ペイリン自身は知的な女性だと思う」
と、あくまで彼女をかばった。
1984年、民主党でフェラーロという女性議員を副大統領候補に擁立したときのモンデール陣営は、見ていて悲惨だった。戦う相手が、絶大な人気を誇ったレーガン大統領だったから、民主党は、誰を候補者に擁立しても、勝てる見込みはみじんもなかった選挙である。大敗を喫したのち、フェラーロは、民主党からも総すかん、四面楚歌状態になった。ペイリンは、今後、彼女と似たような取扱いを受けまいか。これで、民主、共和両党とも、女性副大統領を擁立した大統領選挙に失敗したことで、今後、女性副大統領が擁立される見込みがなくなってきたように思う。
「外国オンチのアメリカ」という話に戻すと、アメリカ人の中でパスポートを持っている人口は、わずか14%であるという。彼らにとって、アメリカが世界のすべてであって、アメリカ以外の地域の存在には、およそ興味も関心も持っていない。国土が広大だから無理もないといえば無理もないが、ハワイに行くのが「海外旅行」にあたる、という。TVのニュースはまずアメリカのこと、新聞は、日本と違って「全国紙」というものがないから、まず地元の記事から持ってくる。私らがシアトルに行っている間に福田総理が突然辞意を表明したけれど、そんな記事など、地元紙には見つけるのが困難だった。
レーガン大統領の逸話だが、彼が初めて南米を訪問したとき、記者団にこう発言したという。
「諸君は驚くだろうが、むこうは全部別々の国なんだよ」
なんだ、ペイリンさんがアフリカを国だと思っていたのと全然変わらないではないか。普通のアメリカ人の外国に対する知識なんて、そんな程度だ。