新潟の「ハツイ」「マサイ」さんという女性の名
新潟県のある女性で、下の名前が「ハツイ」さんというのを見たとき、ハハーン、と思った。
その後、たまたま買った野菜が新潟産で、生産者の氏名まで付いているものだったが、名前を見たら「○○マサイ」という女性だったので、これもまた「ハハーン」と思った。お二人とも若くない。
うちの父も新潟県で育ったのでわかるのだが、新潟弁では、「い」と「え」をひっくり返して言うのである。
今の若い世代ではそうでもないと聞いたが、50代か60代以上は「い」と「え」が逆らしい。
これにはほんと、不思議でならない。
うちの父が文章を書くと、「い」と「え」がことごとく逆に表記されているのである。
年の割りにワードをよく使うのだが、
「病院に入院した」
と打とうとして、大真面目に
「びょうえんににゅうえんした」
と入力するため、
「病円に入園した」
などと出てくるのだ。ワードは少しも悪くないのに、「変換できない」と言って助けを求めてくる。
都会に住んで数十年たっても、絶対になおらない。毎日新聞を読み、本を読んでも絶対になおらない。
最初から「い」と「え」が逆になることが分かっているなら、新潟以外の地では、自分の意図する「い」と「え」とを逆に発音ないし入力すればいいと思うのだが、とにかく絶対になおらない。
新潟の親戚から来る年賀状なども、ことごとく「い」と「え」を逆に書いてあるのは滑稽としか言いようがない。
「要領を得ない」は「要領をいない」だし、「迎える」は「迎いる」だし、「息子さえもが反対する」は「息子さいもが反対する」だ。一体、新潟弁って・・・・?
冒頭の2女性の名前も、親は、それぞれ「初枝」「正江」というような名前として付けたのだと思う。それをたまたま漢字でなくカタカナで申請してしまったものだから、一生、「新潟弁です」と名乗っているような名前をつけられて、ご本人達には悪いが、ちょっと気の毒だなあと思われて仕方ないのである。
